
『好きだよ、エミリア』
この簡単な一言を言うために迷い道くねくね。奪われ手放し失い学んでようやくここまで。
長かったなあ、スバル。
『六属性を束ねた刃は貴様の魂すら切り刻む。虹の彼方に散るがいい』

ペテルギウス最後の攻撃“スバルへの憑依”。何とスバルはこれを受け入れ、一体化。そして死に戻りを口にして魔女を降臨させるという肉を斬らせて骨を断つ、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ大作戦。
現れた魔女はペテルギウスを祝福するどころか、違う!あなたじゃない!と熱烈拒絶。無視より酷い扱いを受けたペテくんはショックのあまりスバルの肉体から遁走。分離した所をユリウスに屠られました。
『ペテルギウス・ロマネコンティ…お前、“怠惰”だったな』
ボスキャラ倒したら自爆装置スイッチオン!がアドベンチャー・ゲームのお約束。
エミリアと村の子供たちを乗せて王都に向かった竜車に火の魔石が仕込まれている事が判明。
『小さな集落ぐらい軽々消し飛ぶ量の魔石ですよ』
既に地竜を飛ばしても追いつけそうもない距離をオットーの特殊能力(すべての生き物の声を聞き取る事ができる)を使って一気に短縮。ほとんどワープに(いや、チキチキマシン猛レースに)近い最短距離走行。その後方から執拗に追って来る謎の影…はモンスター化したペテルギウス(正しいお約束)。
『何回最終局面やらせんだよ!お前のどこが“怠惰”だ。この無用な働き者がぁ!!』


『俺、やっと戻ってきたんだな。長いこと夢でも見てた気分だ。悪い夢を…いや、違うな…』
『いい夢だった?』
『いいリアルだった』

『ありがとうスバル。私を、助けてくれて』
最終回に相応しい大団円でした。レムの事もラムの事もベアトリスの事も王選の事も気になるので、是非二期を。
結局、今期完走したのは2クール目の本作のみ。新規は全て途中切りとなってしまいました。
秋の陣に期待しませう。