『ラスボス倒したら終りでしょ、ゲーム?』
『なぁにを言ってるんだ。ゲームの醍醐味は2週目からだよ』
大きく頷いてしまいました。PS→PS2の時代をカプコンと共に駆け抜けた私にとっては正に真言。
最終回直前スペシャル。大盤振る舞いな2話連続放送は名台詞と超展開の波状攻撃。
「亜人/第24話・これじゃホントに戦争じゃないすか|第25話・でもまあ、面白そうだからいいけどね」(2016年12月16話深夜TBS放送/安藤裕章監督)
佐藤の脅迫を内乱ではなく極東有事と捉えて軍事介入してくる米国。
沖縄か北海道に亜人自治区を作るという政府の提案を嘲笑って首相官邸に毒ガスミサイルを撃ち込む佐藤。
『(亜人の権利とか未来とか)そんなものはどうだっていいんだよ。大事なのはワクワクするかどうかだけ。そのために戦っているんじゃないか』
佐藤さん遂に本心吐露。この毒ガスミサイルでパニックに陥った群衆が暴徒となって亜人の身内に無差別リンチ(原作版「デビルマン」の牧村家襲撃ですね)。
妹・慧理子が入院している病院に群がる暴徒。永井が駆けつけるもIBM出せずに絶体絶命。そこに現れたのは、
『…カイ!』
これ以上ないタイミングでした。今度こそ一緒に逃げようというカイに慧理子を託した永井は再び戸崎のアジトへ。
一方、佐藤の本心を知った奥山らは戦線を離脱。何と永井に共闘申し入れ。
同時に毒ガスを地下道に流して地上の住民を巻き添えに佐藤を捕獲するという米軍主導の作戦にビビった厚労省・曽我部が戸崎に情報をリーク。作戦開始まで残された時間はあと僅か。
奥山のデータを元に永井が立てた作戦は地下道崩落による佐藤生き埋め。
『君は作戦の立て方とか思考回路は佐藤さんそっくりだけど、詰めが甘い部分だけは違うね』
永井ひとり頼みだった頭脳担当がダブルに。結局、この奥山カードを引いた側が勝つってことなんじゃないか。
『勝ったと思った瞬間、人は足をすくわれるんだ!』
天上落とした永井、床を落とした佐藤。全員揃って奈落へ。
『君たち全員、ぶち殺してやる!』
次週、最終決着。