デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

ようやく戦争…のようですが。 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)の予告編

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All of human history has leaded to this moment. The irony is we created you. And nature has been punishing us ever since. This is our last stand. And if we lose... it will be a Planet of Apes.
 
『人類の歴史の全てはこの瞬間に繋がっている。皮肉なことに我々がお前らを作ってから自然は我々を罰し続けてきた。ここが最後の砦だ。ここを失えば地球は猿の惑星になるだろう』
 
〆に映画のタイトルを持ってくる“インディペンデンス・デイ型”演説ですね。
 

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)【の予告編】」

2017年/マット・リーヴス監督)
 
原題は「War for the Planet of the Apes 」。まあ「創世記(ジェネシス)」「新世紀(ライジング)」の流れで仕方ないのですが、センスのない邦題です。
 
監督は身内の小競り合いという「なんだかなぁ」な展開になってしまった前作に引き続いてマット・リーヴス
 
今回ようやっと“戦争”モードに突入するようですが、予告を見る限り全然“人類対猿”のスケールが感じられません。


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猿側につく人(人側につく猿?)もいるようで、色分けも曖昧に。
 
人類側のボスはウディ・ハレルソン演じる大佐(Colonel)。
 
いきなり個人! ラストっぽい絵柄もシーザー対大佐のタイマン。これじゃ単なる私闘じゃないか。


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ウディ・ハレルソンが出ていること自体は喜ばしいのですが…。

俺が観たいのは生き残った全人類と全猿類が互いの叡智を結集した殲滅戦(アルマゲドン)であって、チンケな小競り合いではないのですよ(前作が人類の大半が死滅した所から始まっているので、こうならざるを得ないのですが、それにしても…)。

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IMDbトリビアには「マット・リーヴス猿の惑星に複数本係った二人目の監督(一人目はJ・リー・トンプソン)」なんて記載がありましたが、実にありがたくない記録です。
 
予告はこちら。全米公開は714日。日本公開は現時点未定。

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