Season2の放送開始に浮かれていたら、本家の原作コミック最新刊が発売されているじゃありませんか。
「進撃の巨人/第22巻」
(2017年4月7日初版発行/諌山創著)
前巻でようやくたどり着いたエレン実家地下。父グリシャの研究室。
そこに眠っていたのは壁の外の記録。人類は滅んでなどいなかった。
巻を重ねる度に思うことですが、この作者の構想のデカさには舌を巻きます。
そこまで考えてこの物語を書き始めたのか。
1巻冒頭エレンの『何だか長い夢を見ていたような気がする…』の真意。
エレンとシンクロする父グリシャの記憶。
『駆逐してやる!』と誓った巨人の正体。
『進撃の巨人』の意味(22巻にしてタイトル回収!)。
今回ばかりはストーリーには触れられません。
そして遂に海へ。
水平線。商人が一生かけても取り尽くせないほどの巨大な塩の湖。しかし、海の向こうにあったのは自由ではなく、敵。
畳むのか、畳んでいるのか、と思わせて更に広げる。
手のひらで踊らされる快感。他人の才に翻弄されるのは楽しい。