
「グレイヴ・エンカウンターズ」のザ・ヴィシャス・ブラザーズによるゾンビ映画の予告編が公開されました。
「IT STAINS THE SAND RED(の予告編)」
(2016年/コリン・ミニハン監督)
冒頭、廃墟と化したラス・ベガスが。

おお、デストピアな風景ではないか、と思ったのも束の間、お話は砂漠の真ん中で立ち往生してしまったアベックにシフト。
どうやら冒頭の景色は「ゾンビ黙示録」というエライこっちゃな事件が起きてもう人類ワヤでっせ!な状況を説明するだけのものだったようです。
地平の果てから地平の果てに続く1本道。その蜃気楼の彼方からとぼとぼと歩いている人影ひとつ。

それは休まず眠らず止まらない追跡者、ゾンビです。
アベックの片割れ(当然男の方)は早々に喰われて退場。このゾンビくんがひたすら女を付け回すストーキング・ホラー(なあ、これって怖いのか?)。
もうまったくもって金かかっていません。ほとんど二人芝居。

『こっち来ないで!』
昨年の製作ですが、スペインのシッチェス国際映画祭とUKのグラスゴー映画祭に出品されているだけで一般公開履歴無し(シッチェスではMidnight X-Treme最優秀作品賞受賞)。
うーむ、ひょっとしてあまりに地味だから塩漬けにされているのか?
※予告編はこちら。