デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

おい…(怒)。 CAVE ケイブ

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ちょいとワケありな男女3人(元カレと元カノと元カノの今カレ)が立ち入り禁止の洞窟へ。
 
未踏のはずの洞窟には人が入った跡があり、洞窟の中にはテント、そして血まみれの衣類が。
 
当然、興味の矛先はこの洞窟に何があるのか(もしくはいるのか)へ。
 
 
答えは三角関係と横恋慕の衝動殺人サスペンス。腰砕けにも程があります。
 
CAVE ケイブ
2016年/ヘンリク・マルティン・ダールスバッケン監督)
 
ノルウェー映画です。景色は綺麗。誉められそうなところはそこだけ。
 
男女3人はアフガニスタン戦線でご一緒だった仲間らしい。んでスクールバスの誤爆だか何だかで元カレはメンヘラになったっぽい。
 
ってな事を何となく匂わせてはいるのですが、それだけ。伏線にする気もなけりゃ回収する気もありません。
 
先に洞窟に入っていたのが誰なのか、血まみれの衣類は何だったのか、洞窟に入る前に見かけた人影は誰だったのか、地底湖に沈んでいた死体は何だったのか。全部投げっ放し。


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元カレの今カレ殺人プランもどこまで計画的だったのか、あまりに杜撰かつ行き当たりばったりで判然としません。
 
協力者にして共犯者と思しき元カレの父親は何をしようとしていたのか。
 
全てが謎。ひとっつも解決することなく唐突なエンドロール。そこにはCAVE2の文字が。
 
答え合わせは続編でねってか? 舐めてんのか。78分で続編って何だよ。10分延ばしていいからきっちりオチつけろ。これじゃまるで実写版「進撃の(以下略)

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