『ねえダーリン! 今のボク、少しは人間に見えるかな?』
人間の喧嘩を模倣するゼロツー。スラップスティックを展開して、最後にこの台詞。
卑怯だなあ…。
「ダーリン・イン・ザ・フランキス/第8話・男の子×女の子」
(2018年3月3日BS11放送/中園真登演出)
前回、水着回で一息ついたのでここからシリアス路線か、と思いましたがお風呂回(2週連続ありがとうございます)。
事の発端は叫竜の発するスライム粘液。こいつが何と操縦席に侵入して女子のパラサイトスーツのみ溶かすという“ララの発明品かよ!”なグッジョブ仕様。
前方四つん這い姿勢を取っている女子のスーツ臀部が解ける…それを後方から凝視する男子。リビドーが前立腺を刺激する性のめざめ。
ここから『スケベ男子許すまじ』な女子の叛乱→共同生活の解除(見えないジェリコの壁)。
『それは思春期だな』
こともなげに語るフランクス博士。この時のナナとハチの反応が興味深い。
待て待て待て。思春期になるのが1人か2人? 現在13部隊はゼロツー含めて10人。このうち1人か2人って事は発症率10-20%?
この世界で言う“コドモ”というものがどういう存在なのか(そしてその対立概念である“オトナ”とは何なのか)、気になる設定です。
生活空間を別けることになった男子と女子。我関せずだったゼロツーもイチゴらに問い詰められて(わる~い笑顔で)ニヤリと参戦。
風呂場で男女を鉢合わせにさせて強制開戦、更に衣類を盗んで退路断ち。
この騒動の過程で見つけた寄宿舎1階の未使用部屋。そこはかつての13部隊が暮らしていた空間。
キャッキャウフフな思春期騒動から一気に死の香り漂う明日なき世界へ。
全滅した13部隊の集合写真見てミクの瞳孔が開くカット、エヴァ3号機から運び出されたトウジを見た時のシンジそっくりでしたね(今回、コンテ切ったのは「命の選択を」のコンテ・演出を担当した岡村天斎)。
おまけ