『ボクは…お前たちを殺して!人間になるんだ…』
第5-6話のレビューの時にゼロツー=百鬼丸という仮説を立てましたが、本当にそうだったようです。
ただ、叫竜を倒せば人間になれるという理屈はウルトラ胡散臭いですが…。
ツノが伸び、牙が生え、人ならざるものに変貌していくゼロツー。
ヒロと組んで以降は叫竜の討伐数うなぎ登りのはずなので、ツノが小さくなるくらいのことはあってもいいはずなのに、実態は逆。
それどころかパートナーのヒロにも叫竜化の予兆が…。
これはあれですね。魔女を倒せば倒すほど魔女に近づいていくという…。
ひとり悩むゼロツーに意を決して『好きだ!』と告白したヒロですが、『好き?なにそれ?』と返された挙句、
『足りないんだよ…もっといっぱいバケモノを倒してボクを人間にしてよ。キミはボクの餌なんだからさぁ!』
という衝撃の告白返し。ゼロツーはパートナーに命を吸い取る呪いをかけていた。
『縛るな…ボクを縛るな!餌は餌らしく大人しく喰われてれば良いんだ!』
戦闘中に暴走するゼロツーは遂にヒロを喰い尽くしに…。
『お前の命すべて差し出せ…ボクが人間になって…あの時のダーリンに会えるよね?』
ヒロの思念に逆流してくるゼロツーの記憶。「あの時のダーリン」…それは多分、幼少期のヒロ。
王殺しの風習を記した書。類感呪術(類似したもの同士は互いに影響し合う)、感染呪術(一度接触したもの同士は遠隔地に於いても互いに影響し合う)の解説書。これが「死海文書」のような位置づけになるのでしょうか。
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