『ひとりひとりがいい顔で…顔の骨格がいいんだ。
撮ってるこっちが嬉しかった』
撮影監督:リチャード・H・クライン
以前「私的デ・パルマ4選」でも取り上げたお気に入りの1本がようやっとBD化されました。
「フューリー」(1978年/ブライアン・デ・パルマ監督)
デ・パルマ映像博覧会が高画質で。僥倖です。
更に今回は映像特典で撮影監督リチャード・H・クラインのロング・インタビューが。
多焦点レンズの多用やスクリーン・プロセスの応用など、デジタルって何?な時代の撮影テクニックについて知る事ができます。
スクリーン・プロセスによる精神感応シーンと多焦点レンズ撮影。
体験であり快感であり…デ・パルマの代名詞、スローモーション。
正直、今回のリマスターってちょっと微妙(綺麗なところはすっごく綺麗なのですが、元々光量不足で増感現像したんじゃね?な所はDVDとそんなに変わらない仕上がり)。
初の5.1ch化も効果をあげているとは言い難い出来なのですが、色々プレミアをつけようとした努力は評価したいと思います。
これでデ・パルマの音声解説とかがあれば言うことなしだったのですが…。