「イカとクジラ」のノア・バームバック監督と、「マッドガンズ」のジェイク・パルドロー監督(グゥイネス・パルドローの弟)が、ブライアン・デ・パルマと共に彼の足跡を振り返るドキュメンタリー「De Palma」の予告編が公開されました。
まだ存命(しかも現役)なのに、足跡を振り返られてしまうあたりは流石巨匠。
ただ、映像の魔術師を扱ったドキュメンタリーの予告編にしては捻りのない出来。もうちっとどうにかならなかったのか。
ドキュメンタリーの方はまぁ置いといて、今日は私的ブライアン・デ・パルマ4選を。
まずは「フューリー」。
地味っちゃあ地味ですが、燻し銀の渋さもあり。スローが映える映像博覧会。『YOU GO TO HELL!』
続いて「悪魔のシスター」。
本編もさることながら、印象を支配するのはラストカット↑。この不気味さと滑稽さの綯い交ぜになった構図の素晴らしさよ。
定番「ファントム・オブ・パラダイス」。
ウィリアム・フィンレイ↑って極めて限定された作品でしかお目にかかれませんが、いい役者だと思います(少なくともキャラは立っている)。
「キャリー」。外せません、やっぱり。
リメイクは…駄目駄目でしたね。こっち見るとオリジナルが如何に優れていたか分かります。
並べてみると結局全部70年代。デ・パルマ監督、もうこういう作品は作ってくれないんでしょうか。
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