『…野菜の皮…剥く時に手ぇ切らなくなったよ。読み書き…簡単なやつだけどできるようになったんだ。約束守って勉強してた。童話、読めたんだぜ。お前たちのおかげで…』
『何を言っているんですか?』
『お前たちが俺にくれたものの話だよ』
4話のギャグパートが泣かせの伏線とは。
「RE:ゼロから始める異世界生活/第5話-6話」(2016年5月TV東京放送)
ロズワール邸での最初の死に戻りはまさかの睡眠中衰弱死。
2巡目は謎の刺客の襲来。姿は見えず。ただ、鎖の音だけが…。
3巡目にようやく分かった暗殺者の正体は…双子のメイドの妹・レム。1巡目の時はあんなにいい感じだったのに…。
『お前らどうしてそんなに俺を憎むんだよ!髪を切る約束だって…俺はずっと!』
慟哭。俺は覚えているのに…。
4巡目。5巡目は未体験ゾーン。次死んだら戻って来られないかもしれない。
ベティと契約して問題の日の朝まで守ってもらう事に。守護の甲斐あって無事に迎えた4日目の朝。しかし、代わりに死んでいたのは…レム。
ありったけの憎悪をスバルに向ける姉・ラム。
今度死んだら次はないかもしれない。それでも助けたい。なら、どうする?
『あなたにラムとレムの何がわかるって言うの!?』
『そうだな。俺は肝心なことは何も知らないまんまだ。だけどお前らは知らないだろうが』
『何を…』
『俺が!お前らを!大好きだってことをだよ!』
「ウィッチクラフトワークス」多華宮仄、「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」奥間狸吉といささかヘタレな主人公を演じてきたナツキ・スバルの中の人ですが、今回は熱い。
(憎悪に満ちた声を聞いた。だがそれ以上にあの泣き声が消えてくれない)
『おい、馬鹿なこと考えてんぞ、俺。せっかく拾った命なのに…。そうだ、拾った俺の命だ。だから…使い方は俺が決める!』
思い出を取り戻す、いや上書きするために自ら死のダイブ敢行。
毎回、引きの巧さには感心していますが、今回は最高。しかし!次回から3週に渡って全仏オープンテニス中継のため、放送時間が滅茶苦茶、下手すりゃスキップの憂き目に…。
いらねぇよ、テニスなんか。全くこの世でスポーツ中継くらい唾棄すべきものはありません。