『勇利はギアを外しました。ギアレス・ジョー、あなたと闘うために』
『!!!!!』
もう(間接的ですが)愛の告白ですね、これは。
相思相愛が確認できた瞬間。男がこんな“いい顔”する機会は一生の内にそう何度もないと思います。
熱すぎる溜め回。
「メガロボクス/ROUND12・LEAP OVER THE EDGE OF DEATH 岸辺にアルバムを残したいなら、三の川から引き返せ」(2018年6月21日深夜TBS放送/藤本義孝演出)
白都が開発した一体型ギアの軍事採用が内定、あとはメガロニア優勝戦で勇利が華を添えれば大団円。しかし、
『次の試合、ギアを外して、生身で闘います。
あいつと…ジョーと同じ条件で闘いたいんです』
『私たちの夢はどうなるの?』
『ここからは、あなたの夢です』
命懸けで拳を交える相手を見つけたことに比べたら、ビジネスの成功など…。
でも、ギアを外すって、それ一体型だろ? 簡単に取り外し出来るのか?
できませんでした。ほぼ改造手術を受けたに等しい一体型。外すというよりは“剥がす”作業が必要。大任を任されたのはジョーに破れ白都を去ったゆきこの兄・樹生(憑きものが落ちたようにさっぱりしている!)。
手術は成功。しかし、麻酔が切れれば待っているのは地獄の苦しみ。薬物による緩和を拒否して幻覚と激痛に耐える勇利。
ギアのせいで体重によるクラス分けのないメガロボクス。力石の命を削る減量描写はできないなぁと思ってましたが、この手があったか。
ジョーの元にはアラガキとミヤギが合流。倒した相手が助っ人になる王道展開。広がるチーム番外地。
互いの愛を確認してその日を待つ面々。見上げれば月。“同じ月を見ている”は恋人同士の繋がり表現だと思っていましたが“同じ夢を見ている”者たちにも有効なんですねえ。