
36度。体温をオーバーランするホッター・ザ・ヘルな火焔地獄を記録した日、四半世紀に渡って連れ添ったマルチエアコン、エオリアの室外機がご臨終となりました。
原因は単純。ファンを支える支柱の根元が腐って崩れて宙ぶらりん。
固定が甘くなったファンは室外機の中を暴れ太鼓のように跳ねまわり、「中で妖精さんが日曜大工でもやってんのか?」な景気の良い金属音を立てて室内に温風を。
パナソニックのメンテを呼んではみましたが、補修部品なんぞとっくの昔に製造終了・保持終了。メーカー在庫も流通在庫もありゃしません。
『終わった…何もかも』
いや正確には『始まった。地獄祭りが』。閻魔の幻覚を見そうな勢いで上がりたい放題に上がる気温と湿度。
何がヤバイってマルチエアコンなんかにしたもんだから(そんな指定した覚えはないぞ荒●工務店!)、室外機ひとつがお釈迦になっただけで、室内機3台が枕を並べて討ち死にという同時多発自爆連鎖になっちまったこと。
エアコンの効いた部屋が突然ゼロに。何でこのタイミングで…ってまあ、こういう不幸って大抵「何で今?!」ってタイミングで起こるものですが。
頼みの綱は扇風機のみ(しかも内1台は軽く40年は働いている骨董品)。
『あはははは。この温度と湿度を誇るこの国のこの季節にヒートアイランド東京でオリンピック?馬鹿なの?死ぬの?』
この魂の叫びが届いたのか、今週の「邪神ちゃんドロップキック」は冒頭から飛ばしまくり。
『暑い…人間界の夏って奴は暑すぎますの…ていうか、なんでこの部屋にはあの冷たい風の出る機械がないんですの?』
『エアコンのこと?そんなもの買う余裕あるわけないでしょ。扇風機で我慢しなさい』

『こんな生温い風で耐えられるかー!暑いですのー!湿度も高いし、不快指数100!いや1000!もういっそのこと2020ですの!こんな国で2020万国大運動会やったら、坊主丸儲けのお・も・て・な・し、ですの!』
素晴らしい! よく言ってくれた。
我が家のエアコン騒動はまだまだ続くのですが、それはまた改めて。