デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

山と男の通過儀礼。 ビッグゲーム 大統領と少年ハンター

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フィンランドにようこそ。大統領』
(Welcome to Finland.President)
 
演技とハッタリだけは人一倍だがヘタレな上に腕立て伏せもできない合衆国大統領ウィリアム・アラン・ムーア(サミュエル・L・ジャクソン)。
 
ハンターとしての通過儀礼として獲物を仕留めねばならないのに弓も満足に引くことができない13歳の少年オスカリ(オンニ・トンミラ)。
 
二人が出遭ったのはフィンランド。人里離れた山の中。テロリストに囲まれて。駄目な奴と思われたまま死ぬか、“男”になって生き延びるか。
 
「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」
2014年/ヤルマリ・ヘランダー監督)
 
監督・主演(オンニ)は「レア・エクスポーツ/囚われのサンタ」のコンビです。
 
ヘルシンキに向かうエアフォース・ワンが地対空ミサイルの攻撃を受けて護衛機共々墜落。
 
大統領は緊急脱出用ポッドで難を逃れるも落ちた先はフィンランド山岳地帯のど真ん中。途中で発信装置が剥離してペンタゴンも位置わからず。
 
大統領狩りに動くテロリスト。偶然、山中で墜落を目撃したハンター見習いの少年。


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ペンタゴン『大統領は…どこだ?』
大統領『ここは…どこだ?』
少年『あんたは…誰だ?』
 
突っ込み所は満載です。と言うか突っ込み所しかありません。『いやそれ無理だろ』『それ死んでるから』『何故そんな事をする』『おかしいだろそれ』の連続。
 
それでも“苦難を通して年齢も文化も違うヘタレ同士が信頼を武器に男になる”というプロットは中二魂に刺さりまくり。


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実は大統領は「対テロリスト戦意高揚プロパガンダの捨て石として利用されている」というビターな味付けはあるものの、サミュエルの軽妙さが話をシリアス路線に行かせません。


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だから駄目だと言う人もいると思いますが、私はこのカラーの方が観やすくて好きです。「ダイハード」(特に2作目)、「インディ・ジョーンズ」(特に2作目)と同じ箱だと思って見ればストレスは溜まりません。
 
 
 

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