デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

持つ者と持たざる者。そして佐賀徐福伝説。 ゾンビランドサガ ♯10-11

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『俺が持っとるんじゃーい!いくらお前が持ってなかろうが、俺が持ってりゃええんじゃい!なんかこうでっかい、すっごいなんか、でっかくてすごいの俺が持っとるんじゃい!いいかさくら!だから俺は!お前を絶対に見捨ててやらん!

 

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“持っている”とか“星がある”なんて言い方を私もよくします。

世の中には2種類の人間しかいません。“持っている奴”と“持っていない奴”。

ゾンビランドサガ/第11話・世界にひとつだけの SAGA」20181213日深夜BS11放送/宇田鋼之介演出)

フランシュシュ初の大箱ライブを前に舞い上がりひとり先走るさくらでしたが、メンバー全員がきっちりチームの事を考えて行動している事に気づいて反省(第10話)。

心機一転!と思った所で再び軽トラに景気よく撥ねあげられて昏倒。

このショックで生前の記憶がリターン…した代わりにゾンビ化してからの全ての記憶を失ってしまいました。

 

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さくらに飛びかかる山田たえ。良く聴くと「さくらー!」って叫んでいます。
食べようとしているんじゃなくて、さくらの意識が戻った事を喜んでいるんですね。


人間時代のさくら。それはもうそのまま忘れていた方が良かったんじゃないかとすら思えるバッドラックの佃煮。頑張っても頑張っても全てが裏目。表無し。

 

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アイドルグループ「アイアンフリル」のセンター水野愛の『頑張った先に誰にも負けない自分がいる』と言う言葉に後押しされ、最後の勝負と思ってオーディションに申し込もうとした矢先、玄関前で軽トラに撥ね飛ばされ…。

 

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『頑張っても無駄な思いをするだけ。私は持っていない』

持っていない自分にアイドルなんかできないときっぱり拒絶するさくら。

かつて純子が籠ったバリケード部屋に籠城するさくら(何か力石の籠った地下室に入る矢吹、みたいな感じっすね)。

メンバーが順繰りに説得に行くも玉砕。誰が聞いているわけでもないのに、部屋を出る言い訳(『ちょっと貝殻で波音聴いて来ます』『お星さまが呼んでいる。お空見て来るね』)が微笑ましい。

最期に花魁装束という勝負コスで完全武装したゆうぎり姉さんでしたが、既にさくらは遁走。

〆は勿論、この人、巽幸太郎。『お前が持っていなくても俺が持っている』滅茶苦茶言っているのにこの説得力、この安心感、この頼りがい。

巽とさくらの名前のアナグラムを解いた人がいて「おお!」と思いましたが、果たして正鵠を射ているのでしょうか?

ってかそんなこんなも含めてあと1話って無理ありすぎだろ(完全2
期狙いか)。

おまけ【佐賀徐福伝説】


巽が立ち寄っていたBAR New Jofuku。壁に掛かっている写真が金立サービスエリアそばにある徐福像のようなので、店名は徐福を指しているのでしょう。

 

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徐福。秦の始皇帝に仕え、日本に不老不死の薬を求めにきた方士(←錬金術師みたいな人)。

徐福伝説は日本各地に点在しているようで佐賀以外に、三重、和歌山、京都、長野にもゆかりの地があるそうな。

このBARのマスター(中の人は芳忠さん!)、生前のゆうぎり姉さんを知っているようで、年齢カウント不能。またひとつ謎が増えてしまいました(あと1話なのに!)。


 
 

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