デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

昨日より少しだけ。 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ♯11-12

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『私はね、咲太君。人生って優しくなる為にあるんだと思っています』

『優しく、なる為?』

『昨日の私よりも今日の私が、ちょっとだけ

 優しい人間であればいいなと思いながら生きています

『あのさ、翔子さん

『なんですか?』

『僕も翔子さんのように生きてもいいかな?

 

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ああ、これが咲太の行動原理だったのか…。

 

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない/第12話・覚めない夢の続きを生きている20181222日深夜BS11放送/いわたかずや演出)

 

咲太の妹・花楓はただの引き籠りではありませんでした。

 

SNSのいじめが辛くて、もとの人格を記憶ごと葬った別人格の女の子でした。

 

話し方が違う箸を持つ手が違うご飯とおかずを食べる順番が違うパジャマのボタンを上から止める歩き方が違う花楓とは違う違う違う何もかもが違う。

 

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この事実を受け止めきれなかった母親は心の病に(ついでに咲太は胸部熊手掻き毟り思春期症候群に…)。

 

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両親と兄妹が別居しているのはこれが理由か。

 

花楓を花楓ではなく、今ここにいる人格、かえでとして認識する事にした咲太。そりゃあ、後天的突発性ブラコンにもなろうってもんです。

 

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お兄ちゃんだけです!かえでのことを分かっているのは

 

そして2年。

 

玄関の外へ、海へ、次の目標は学校へと社会復帰を目指すかえで。そのかえでに記憶が戻る兆候が。

 

花楓の記憶(と人格)がもどればかえでの記憶(と人格)は封印されてしまう。

 

咲太は再び妹を失うことに…。

 

その日は思ったより早くやってきました。

 

『あれ?あたしの部屋、こんなだっけ?』

『お前花楓なのか?』

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『当たり前だよ。もうお兄ちゃん、何言ってんの?』

 

キャラデザも中の人も変わらないのに、全くの別人。すげーなスタッフと声優。

 

にしても今期は記憶喪失が花盛り。

 

ゾンビランドサガ」(生前の記憶喪失⇒ゾンビ後の記憶喪失)、「とある魔術の禁書目録Ⅲ」(上条当麻の記憶喪失の事実を御坂が知る)、「やがて君になる」(生徒会劇の主人公設定)などなど。

 

パターン的には「長門有希ちゃんの消失」に近いですね。あちらも切ない話でしたが、こっちはもっと辛い話になりそうです。

 

 

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