≪お前には…ここがどこだかわかるか?
ここは…俺の!俺達の!故郷があった場所だ!≫
再戦。エレンvsライナー。鎧を砕く硬質化パンチ。更に鎧を射抜く新兵器…
ウォールマリアを挟んで内に獣の巨人軍団、外(シガンシナ区)に鎧の巨人ライナー。
ライナーの狙いは調査兵団の馬。退路も補給路も絶ってしまえばあとはのんびり持久戦。焦眉の急は馬の死守と鎧の殲滅。
兵団を 死地に追いやる団長の 鼓舞するアジに 踊らされなむ
毎度人を乗せるのがうまいエルヴィン団長のアジテーションですが、その心中に渦巻くものは言葉とは全く異質な黒い感情。
≪私は気付いていた。私だけが自分のために戦っているのだと。
私だけが…自分の夢を見ているのだと。
いつしか私は部下を従えるようになり仲間を鼓舞した。
人類のために心臓を捧げよと。そうやって仲間を騙し自分を騙し、
築き上げた屍の山の上に私は立っている≫
ミケさんが睨んでいる…。
この独白は強烈。人類を犠牲にしてでも知りたかった世界の真実。それが埋まっているイエーガー家の地下室。辿り着きたい、何としても…。
壁上に登り来た鎧の巨人に微動だにせず一瞥をくれるエルヴィンの胆力よ。
ライナー誘い出しのエサは何とエレン。ライナーらの最終目的がエレン(の捕獲)である以上、追わないわけにはいかない。
ベルトルト(超大型巨人)の奇襲に備え、壁から離れた場所で戦闘開始。打撃からサブミッションの格闘技スタイル。
カニ挟みの体勢から…チキンウィング・アームロック!
その後方から虎視眈々とチャンスを、雷槍を撃ち込むチャンスを伺うハンジ班。
新兵器・雷槍。命中後にワイヤーを引き抜くことで爆発を起こす雷(いかずち)の槍。原作でも勢いがありましたが、動きと音が加わるともの凄い迫力。
初弾有効。更に打ち込んでトドメを刺せ!というハンジの指令に躊躇する104期生。先陣を切ったのはジャン。
巨人のうなじ、打ち砕かれた鎧の隙間に次々撃ち込まれる雷槍。
『待…待って…』
このライナーの台詞、エレン母の『行かないで…』に匹敵する名台詞だと思います。
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