デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

問いが剣か答が楯か。 進撃の巨人/単行本第29巻

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『来いよ……ライナー。お前なんだろ?

 マーレ軍にこんな馬鹿な真似させたのは』

 

ジーク、エレン、マーレ軍、反マーレ派義勇兵調査兵団、兵団内クーデターを起こしたイエーガー派。

 

もはやマーレvsエルディア国(パラディ島)などという単純な図式は雲散霧消。

 

国を超えた個人の意思が民族の思惑すら薙ぎ倒す。

 

進撃の巨人/単行本第29巻」

201989日第1刷発行/諌山創著)

 

ジークの雷槍自爆テロに巻き込まれたリヴァイ。その生死は?

 

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勢力図は不透明。誰が味方で誰が敵なのか。表層的旗色が意味をなさない全方位バトルロワイアル

 

エレンはジークの計画(エルディア人安楽死計画)に本当に賛同したのか?

 

エレンがミカサ、アルミンに放った言葉は本心なのか。

 

イエーガー派に拘束された調査兵団。そしてイエーガー派と結託した反マーレ派義勇兵に制圧された全兵団。しかし、反マーレ派も1枚岩では…。

 

斥候としてパラディ島に潜入したマーレ陸軍エルディア人戦士隊、ピーク(車力の巨人)、ポルコ(顎の巨人)。始祖の巨人を宿すエレン目掛けて決死の大攻勢をかけるマーレ軍。その戦力の要はライナー・ブラウン(鎧の巨人)

 

エレンvsライナー+ポルコ+ピーク。31のハンディキャップマッチ。

 

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マーケットガーデン作戦かよ!?な大攻勢。
 

始祖をマーレに奪われたらそれこそゲームオーバー。兵団+義勇兵は一旦立ち位置を棚上げしてエレンの援護に回りますが、上空からはマーレ軍飛行船部隊、地上からは歩兵部隊の掃討戦。

 

文句無しのクライマックスなのですが、ここで困った事がひとつ…。

 

私、この話に飽きてきちゃいました。

 

マズイです。このままだと来年秋のThe Final Seasonまでテンションが維持できません。綺麗に終わらせるか、一度区切りをつけて、新しい話にするかしてもらわないと…。

 
★前巻のおさらいはこちらから。

 

 

 
 

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