シガンシナ区の上空を覆うマーレの飛行船団。
『始祖の巨人だ。レベリオの雪辱を果たせ。ここで奴を終わりにしてやる』
鼓舞するマガト。
見下ろすライナー。
見上げるエレン。
レベリオを去る時、エレンは確かに言いました。
『ライナー…またな…』
また逢おう。逢って再び命のやりとりをしよう。
『来いよ…ライナー』
攻守ところを変えた第2ラウンドの幕が開く。
「進撃の巨人 The Final Season/#16(通算75)・天地」(2021年3月28日深夜NHK放送/林祐一郎監督)
どてっ腹に突き立てられた雷槍の信管引き抜いてリヴァイを道連れに自爆したジーク。
下半身を失って虫の息のジークの前に現れた這い寄る巨人。
ジークを喰らうのかと思いきや、自らの腹を左右に引き裂いて、掴んだジークを腹の中へ(うええ!?)。
一方、兵団を制圧したフロック&イェレナのイエーガー派は、全兵団をシガンシナ区に集め、「早期寝返り」「しぶしぶ投降」「それ以外」に色分けして支配下に。
ハンジを除く調査兵団は地下牢に幽閉。
ここでジャンがエレンの言動には裏があるのではないかと推論を展開。
『奴が正気だとしたら、何の意味もなくそんなこと(ミカサを言葉で傷つけ、アルミンに暴力を振るう)をするとは思えない。何か…そこに奴の真意があるんじゃないのか』
エレンを嫌っているくせに最後は信頼している。ジャンの冷静さが頼もしい。
イェレナはジャンらに初めてジークの計画「エルディア人安楽死計画」の全貌を。
熱に浮かれ酔ったように話すイェレナにアルミンが目頭を押さえ…
『そ、そのような…尊いお考えがあったとは…感動…いたしました』
ゲスミンのあだ名は伊達じゃありませんね。これはもうサトウカズマの「カスマ」「クズマ」に匹敵する通り名です。
一方エレンは、別室に隔離中のガビの元へ。
『よお、サシャを殺したガキ』
エレンの中でガビの名前は「サシャを殺したガキ」で固定されたようです。
ここに斥候として潜入していたピークが。エレンと腹の探り合いをした結果、エレンの軍門に下る決断をしましたが…(ピーク、原作に比べて目つきが色っぽくなっていますね)。
マーレを裏切る証拠として、潜入している他の兵士の居場所を屋上から指し示す、と言うピーク。
1階のホールの中にはガリアードの姿が…。
屋上に出たピークの指し示した敵の位置は…。
間髪入れずガリアード(顎の巨人)が階下から急襲。迎え撃つエレン。
その頭上にはマーレの飛行船団。中には降下準備を終えたライナー。
対峙する二人。もはや視界も距離も関係ありません。
巨人の腹に収まったジークはどうなったのか。そしてジークと共に吹き飛ばされたリヴァイの安否は。
闘いの火ぶたが切って落とされる寸前で次回に続く。しかし次回#76「断罪」の放送は今冬。
今冬!?…2022年1月って事ですか?
そりゃまた長いお預け…。
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★本日4月1日はジミー・クリフ(1948~)の誕生日(おめでとうございます!)
レゲエなんか聴いた事ない人でもこの作品のタイトルは知っているのでは。
★もう御一方。本日4月1日はレスリー・チャン(1956~2003)の命日(合掌)。
2003年のこの日、香港の最高級ホテル、マンダリンオリエンタル香港から飛び降り自殺。46歳没。
1本なら「男たちの挽歌」ですが、2本ならこれ。