カメラ(特に8mmフィルム)を手にしたことがある人なら一度はやったことがあるであろう“コマ撮り空中散歩”(←正式名称は知らない)。
ジャンプした瞬間のみ撮影して繋げ、空中を浮遊しているように見せる手作り特撮。
これをアニメで再現したOPだけで個人的には十分合格。
「女子高生の無駄づかい/第1話・すごい」
(2019年7月5日深夜BS11放送/さんぺい聖監督)
ちょいと疎遠になっていたっぽい旧友3人が高校の入学式で鉢合わせ。
12枚切り食パン(薄いなぁおい)1斤を袋ごと咥えてきた田中望(小学校の卒アルに書いた将来の夢:すごい女子高生になってイケメンの彼氏つくってデートする)。
黙ってジャムのビンを差し出す鷺宮しおり(将来の夢:微生物学者)。
『何でジャム持ってんだよ!?』と突っ込む菊池茜(将来の夢:漫画家)
迷わずパンに塗って食べる田中。『お前もつけるのかよ!?』と連続突っ込み菊池。
嗚呼、このボケと突っ込みタイミング。ゆゆ式だなあ(鷺宮が渡したのはジャムではなくミドリムシでしたが…)。
入学式で初めて自分の入った高校が女子高と気づき、イケメンの彼氏を作るという夢が潰えた田中(どう突っ込んでいいのか見当もつかない)。
知り合いのイケメンを紹介してもらおうとクラスメイトに片っ端から声をかけるもことごとく残念無双な奴ばかりで玉砕の嵐。
折角なので、ぱっと見の閃きでクラス全員にあだ名をつける田中。
因みに鷺宮は感情が死滅しているから「ロボ」、菊池はキモオタだから「ヲタ」。
『あーいいですね!あなたたちだけキャラがあってー!わっちも欲しいねん。何かない?そういうキャラっちゅうか個性っちゅうか』
自らのニックネームを要求する田中。結局、田中のあだ名は「二頭身」→「モブキャラ」→「家族が裸族」を経て…。
田中がボケ、菊池が突っ込み、鷺宮が辛辣コメで落とす。見事なフォーメーション。正に女子高生の無駄づかい。看板に偽り無し(継続視聴決定)。