デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

ささらもさらにしちゃれや。 仁義なき戦い 完結篇

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『気ぃつけて物言いや。ワシら命もらうも虫歯抜くんも同じ事で』

 

久しぶりに黒光り・銀光りのメタルケースに収まった「仁義なき戦い 北米版 THE YAKUZA PAPERS」を取り出してみました。

中から1枚引き抜いたのは…


仁義なき戦い 完結篇
1974年/深作欣二監督)


4作目(頂上作戦)5作目って割と惰性・失速の印象が強かったのですが、なんのなんの。見応え十分な力作です。

菅原文太扮する広能昌三はグッと後方に控えて、主役は政治結社・天政会(モデルは共政会)の跡目を担う北大路欣也扮する松村保。

松村保のモデルは十七年に渡り会長を務め、共政会の礎を築いた山田久。

因みに山田久の一代記を描いたのが小沢仁志の「広島やくざ戦争」シリーズ。

広島死闘篇で千葉ちゃんが演じた大友勝利(モデルは村上正明)役は宍戸錠が引き継ぎ。

宮岡輝雄がモデルとなった広能の舎弟・市岡輝吉はシリーズ3度目(全部別人!)の出演となる松方弘樹

市岡に兄弟杯を持ちかけられた大友の


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『お前、杯いうもんを軽ぅ見とりゃせんか? 牛の糞にも段々があるんやで。おどれとワシは五寸か!? 軽ぅ見んな!』

は秀逸。あと、市岡の

『お前ら構わんけ、そこらの店ささらもさらにしちゃれや』

も(意味不明ですが)大好きです。終盤、ようやく登場した広能(菅原文太)の

『娑婆のもんは青信号でも信じられんワシじゃ。まして人の心の中はのう…』

が持つ寂寞感は完結篇に相応しい重みと悲しみが…。

そういえば、「総集編」ってソフト化されないんですかね。役者が入れ替わり立ち代り別の役で出てくるので大混乱だと思いますが、その混乱を楽しみたいです。


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