『…あのね。あのね。旦那さんどうしたの?』
『…人間族としては長く生きた方でしょう』
『あのね…ね…旦那さんと出会えて幸せだった?』
『ええ。ちゃんと私は幸せです』
魔人族の寿命は人間よりはるかに長い。魔人族が人と添い遂げる事はできても、人は魔人族と添い遂げることはできない。ハイランダーと共通の苦悩。
実家からの手紙(8話で弟の結婚式と判明)で里帰りすることになったデイル。留守番か同行か聞かれたラティナは…。
『ラティナ行きたい!デイルと一緒がいい!
ちゃんとデイルの言う事聞いて危なくないようにする!』
ですよね(この目に逆らえる奴はこの世にも異世界にもいない)。
準備を済ませ、行きがけにラティナの父の眠る森に寄り、野営しながら港町クヴァレに。
夜はおめかししてディナー。頑張ってレディぶるラティナ眼福。
この店のステージでシタールっぽい楽器を演奏しているお姉さんの腕に、出逢った時ラティナがしていたものと同じ腕輪が…。
魔人族について何か知っているかも。後日時間をとってもらったデイルとラティナ。お姉さん、クラロスは予想通り、魔人族、それも恐らくラティナと同じ一の魔王が治める国、ヴァスィリオの出。
クラロスの口から、これまで存在そのものが謎だった魔王のトリビアが次々と。
そして、腕輪は一の魔王の国に伝わる風習。親が子に与える祝福の証。
ここでラティナが人族と魔人族の結婚についてクラロスに聞いているのが冒頭の会話(「うさぎドロップ」ですね、分かります)。
クヴァレを後にしたデイルとラティナは獣人族の村を経て故郷テイスロウに到着。
キャラ立ちの良い家族の手厚いにも程がある歓迎を受けて家へ(純和風)。
デイルの弟ヨルクの結婚話をデイルの結婚式と勘違いしたラティナがみるみる青ざめ(「うさぎドロップ」…以下略)。
夜は独り寝を寂しがったラティナと添い寝。母親に朝チュンを目撃され、ロリ疑惑をかけられるデイルの絶叫で幕。
見事な旅シリーズでした。
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