“ゲームもの”のジャンルはざっくり分けて2種類。
ひとつはゲームをネタもしくは小道具として扱っているもの(「ゲーマーズ」「ネトゲの嫁は…」「ネト充のススメ」など)。
もうひとつはゲーム世界そのものが舞台になっているもの。
前者はその多くがラブコメの一形態なので基本好物。
後者は正直あまり興味がありません(所詮はゲーム内の話だし、他人のプレイを見ていても楽しくない。SAOのガンゲイル・オンラインとかは数少ない例外)。
今期も「インフィニット・デンドログラム」は1話切り。「ダーウィンズゲーム」に至ってはCM切りという縁の無さ。唯一、生き残ったのが、
「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。/第一話・防御特化と初戦闘。」(2020年1月10日深夜BS11放送/伊部勇志演出)
友人の力任せなお薦めでVRMMO『NewWorld Online』をプレイすることになった本条楓(中の人は本渡楓。何か狙ってます?)。
ゲーム初心者の楓(プレイヤー名:メイプル)は「痛いのは嫌」という素直過ぎる理由からステータスポイントを防御力に極振り(武器も防御力だけが取り柄の大楯選択)。
攻撃ができないのみならず、移動速度も晩年の馬場並みという誰が見ても“詰んだ”状態でスタートしましたが、「ひたすら攻撃を(ノーダメージで)受け続ける」ことでステータス向上。
最初に出会ったモンスターは“うさぎさん”
で、獲得ポイントの全てを防御に極振り(迷いが無いって素敵)。
更に「ひとりでダンジョンに踏み込む」「毒竜を喰う」といった予測不能な行動の結果、レアスキルやレア装備をゲット。
気がつけば大漁。無手勝流わらしべ長者! 何というストレスフリーな冒険譚。
まあ、監督・大沼心、シリーズ構成・志茂文彦、キャラクター原案・狐印という時点で「勝ったも同然」ではあるのですが…。
普通にログアウトできる(ゲーム中断して現実に帰還できる)ってのも安心材料。
『何かよく分からないけど勝ちました!』なゆるふわアドベンチャーに期待します。
★ご参考