『やってくれたわね、食蜂。あたしの友達にまで手を出して…もうこれは…悪戯じゃ済まされないわよ!』
バルーンハンター競技の後、消息を絶った御坂妹(シスターズ10,032号)。
倒れていた御坂妹を搬送した救急隊員の記憶が改竄されていた事から背後に食蜂の存在を確信した御坂。
しかし、食蜂の取り巻きによる監視をつけられ身動き取れず。
頼みの綱の黒子、初春、佐天は御坂に関する記憶を消去され最早他人。
四面楚歌となった御坂が見つけた一筋の光明。それが婚后光子。
「とある科学の超電磁砲T/第4話・改竄|第5話・信頼」(2020年1月31日|2月7日深夜BS11放送/長井龍雪監督)
もう兎に角、婚后光子株爆アゲのエピ。
バルーンハンターに出場していたのが御坂本人ではなかったことを看破していた婚后。
今、頼れる人は競技ペアで会話可能な彼女しかいない。
黒子らの(御坂を面識のない他人として扱う)言動から只ならぬ事態を察知していた婚后は、御坂の「食蜂に拉致られた妹を探して欲しい」という願いを快諾。
深入りせずに情報だけ渡してくれれば、という御坂を婚后はやんわり拒絶。
『御坂さんはわたくしからの情報を信用すべきではありません。わたくしも既に食蜂操祈に洗脳されているかもしれないからですわ。わたくしからもたらされる情報は全て嘘、御坂さんはその可能性を考慮すべきですわ』
何という遠謀深慮。頼りになるなんてもんじゃありません。
『ですからわたくしは情報ではなく、妹さん本人を連れて戻ります。信用するなと言っておいてなんですが、わたくしを信じてお待ちください』
オットコ前です婚后光子。
食蜂の行動から、黒子らから記憶を奪うのみで美琴と敵対させなかった事の理由、御坂妹をメンタルアウトによる誘導ではなく捕獲して移送という面倒な手段によって確保した事情を推測。
限られた情報でそこまで読むか。まるでポアロ。灰色の脳細胞がフル稼働。
一方、謎の依頼主から「御坂美琴を無力化せよ」という依頼を受けて、そうとは知らず御坂妹にナノデバイスを打ち込んだ暗部組織メンバーの馬場くんに下った新たな指令。
「御坂美琴のクローン、シスターズに関する情報収集」
街に放った犬ロボ(グレートデーン)の集音器から婚后が御坂妹の足取りを追っていることを察知した馬場は婚后に接触。
エアロハンドの使えない開けた場所に誘導した…つもりでしたが婚后光子の能力は馬場の想定の遥か外。
地面に吹き出し口を作って犬ロボを一蹴。更に巨大なパラボラアンテナまで。
『わたくしに飛ばせないものはありませんのよ!壊したものは弁償すればいいのです!』
金持ちだけが口にできる俺様理論ですが、今回ばかりは頼もしい。
圧勝かと思いきや、御坂妹の猫(名前は確か「保留」)を庇おうとした隙にナノデバイスを打ち込まれて行動不全に。
ここぞとばかりにストンピングの雨を降らせる馬場。いやあ最低です。今後の展開の溜めだと分かっていてもムカつきます。
駆け付けた佐天、湾内、泡浮。ボコボコにされた婚后を見た湾内と泡浮は…。
ここで2話の湾内の台詞『泡浮さん、喧嘩ってした事ありますか?わたくし、喧嘩どころか怒った経験もないもので…』が活きてきます。
馬場君の将来に幸あらんことを…。
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★本日2月10日は「ニートの日」
誰が何を目的に制定した記念日か知りませんがニートと言えば、