日本には「お米の日」と呼ばれる記念日が複数あります。
狭義には8月8日、広義には毎月8日(全国農業協同組合連合会が制定)、更に広義には8の付く日全部(毎月8日、18日、28日。岩手県農政部農産物流通課が制定)。
理由はいずれも「米」という漢字を分解すると八十八になる事から。
という訳で本日7月18日は最広義の米の日という事になります。
記念してお米の話(おお、まるでブログみたいじゃないか!)
我が家の台所の隅にはちょっとしたロストワールドが存在します。
そこそこの存在感を誇示しているのに、敢えて視線を泳がせて避けているその一角に鎮座しているのは…「米(2kgパック)」。
東北の震災があった時に買ったものなのでかれこれ10年が経過しようとしています。
古米、古古米どころではありません。古古古古古古古古古古米です。
先日、ふとこいつと目が合ってしまいました。
『ねえ…』
『なんだよ』
『いつまで放っておく気なのよ』
『いつまでって…できればこのまま死ぬまで』
言いかけて湧き上がる疑問。そもそも喰えるのか、こいつ。いやいやいや、10年米だぞ。いくら何でもそんな事…ないと言い切れるか。
喰えない喰えないと思うから目をそらしてしまう。一歩進んで喰ってみよう。
大リーグボールを生み出す切っ掛けとなった座禅寺の和尚の一言にも似た天啓が。
よし…喰ってみよう(何か発想がYoutuberみたいで嫌だな…)。
古い米の優劣を見極めるポイントはふたつ。
- カビが生えていない。
- 虫が湧いていない。
目視の限りでは無傷に見えます。
経年米には「砥ぐ時に壊れやすい」という弱点がありますが、幸いこいつは無洗米。軽くすすぐだけで事足ります。
久しぶりだな炊飯器。元気だったか。電源入れるけど驚くなよ。
無理は言わん。ちょっとだけ根性見せろ。Go Ahead! Make My Rice!
炊きあがった米は色も香りも今一つでしたが、十分に米としての役目は果たしてくれました。
結論:古古古古古古古古古古米は喰える(但し美味くはない)。
※余談ですが、この米で炒飯を作ったら見事にパラパラの本格炒飯になりました。まぁ冷や飯で作れば大抵こうなるものなのかもしれませんが、糖分増しましな昨今のパック飯だと、レンジアップ後に冷やしてもこうはなりません。怪我の功名と言えると思います。
と、ここで終わったら本当にただのブログ記事。ここは腐っても曼荼羅畑。
無理やり飯ネタ映画を紹介して〆たいと思います。
お櫃からどんぶりへ。やっぱりお米は日本人の心です。
ついでにもう1本。
炊き立て古米に醤油をたらり。やっぱりお米は日本人の(以下略)。
★★★★★★★★★★★★ STOP PRESS!★★★★★★★★★★★★
追悼:森崎東
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
森崎東監督がお亡くなりになりました。
7月16日。92歳。
ご冥福をお祈りいたします。
※「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」は何度もご紹介しているので、本日はこちらを(「刑務所の中」繋がりで)。
★本日のTV放送【21:00~BS-TBS】