『あたしが初めて釣りをしたのもこの穴釣りだった。どの隙間に潜んでいるか分からないから、仕掛けを穴に入れる時はドキドキするし、掛かったらすぐ釣り上げないと奥に潜られて(中略)ブラクリにも色々種類があって消波ブロックなんか深い所まで落とさないといけないときは転がり…は!』
好きな分野になると途端に饒舌になる。オタクの性です。
大野先輩も例外ではなく。しかもその穴釣りで…。
「放課後ていぼう日誌/れぽーと07・穴釣り」
(2020年8月19日深夜BS11放送/ふじいたかふみ演出)
陽渚のおじいちゃんの釣り道具の中にあった変わった形の仕掛け。
それはブラクリ。カサゴ、キジハタといった消波ブロックや海底の岩礁の隙間にいる根魚を獲る時に使う仕掛けでした。
消波ブロック? テトラポッドじゃなくて?…と思って調べたらテトラポッドは株式会社不動テトラの登録商標でした。
〈書籍名や歌詞に商標を用いることは、商標権侵害には当たらないとされる。ただし、商標が普通名称として用いられる(例えば、「テトラポッド」が「消波ブロック」一般の意味で用いられる)と、商標の普通名称化(商標の希釈化)を招く恐れがあるため、商標権者は出版社や放送局などに訂正を求めて、普通名称化を防いでいる〉んだそうです(ありがとうWikipedia!)。
ていぼうの足元で釣れるからキャスト不要、気軽にできる穴釣り。
ただ、気をつけねばならない事がひとつ…それは落下。
だから必須アイテム「ライフジャケット」。
大野先輩、小学生の時の穴釣りでていぼうから海へ。以来、ライフジャケット必着。以来、カナヅチ。
『完璧に見えてカナヅチとか、むしろ完璧か…』
無敵です。大野先輩。
あー確かに第1話から大野先輩だけライフジャケット標準装備していますね。
おまけ其の壱:今週の陽渚百面相
後半は夏海の家で試験勉強。夏海の部屋と私服大公開。
ここで夏海実は頭がいい疑惑浮上(中学時代の成績は常に学年一桁)。対する陽渚には勉強苦手疑惑(ついでに友達少ない疑惑)が…。
夏海の家、洋食屋だったんですね。夏海、家ではメガネ着用。
そして飯テロ。この時間にナポリタンは鬼だろ。
回を追うにしたがって、夏海の存在感が増し、もはやWヒロイン状態。
釣りの面白さと二人の関係性を楽しむお話なんですね。
おまけ其の弐:大野先輩の殺意
陽渚を心配して常に背後を守っていた大野先輩ですが、見方によっては突き飛ばしているようにも見えるなぁと思って加工してみました。
火曜サスペンス劇場「あの日の穴釣り~大野先輩の殺意」
大野先輩、ごめんなさい。
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★本日8月21日はピーター・ウィアー監督の誕生日(おめでとうございます!)
ピーター・ウィアー監督と言えば世間的には「刑事ジョン・ブック/目撃者」ですが、曼荼羅畑的お薦めはこの2本。