冒頭、『しゅこー』という擬音付で川を流れていく謎のアストロノーツ。
アニメで宇宙服と言ったら「電波女と青春男」だよなぁ、と思っていたら同一作者。
って事はお前まさか、社(ヤシロ)か!?
中央が星宮社(@電波女と青春男)ですが…。
この世界も繋がっているのか。
「安達としまむら/第1話・制服ピンポン」
(2020年10月9日BS11放送/吉村文宏演出)
ほとんどの授業をサボっている教師公認の不良少女・安達。
体育館の二階でサボっていた時に偶然安達と出くわした準不良少女・しまむら。
『体育館の二階にいたのはしまむらが先だった。雰囲気が中学生みたいで、多分同じ1年生だろうな、と予想できた。そうして私はしまむらと出会った。まだ、しまむらを友達とも思っていなかった時の話だ』
安達↑ と しまむら↑
『安達と悪いことを共有するのは適度に楽しい。相手が安達だから嵌ったのか、それとも単にいけない事をしている感覚に酔っているのか。答えはすぐ出るけど、今はぼやかしておこう』
CMが安達ナレだったので、安達視点で話が進むのかと思いきや、モノローグは双方から。空気感とか心情的な距離感を楽しむアニメのようなので、こういう構成は助かります。
しまむらには普通に話の出来るクラスメイトがいますが、安達はひとり。
しまむらに“友達”がいる事を知って、ちょっと二人に距離が出来た時、
『あのさ安達、「今日授業受けよう」と「今日一緒に帰ろう」ならどっちがいい?』
たらしだなぁ、しまむら。
小雨の中の自転車二人乗り。
ポール・ニューマン先生のお言葉によれば、自転車二人乗りは結婚と同義(「明日に向かって撃て」)。
以前「自転車二人乗り選手権」を開催した事がありました。
この時↑は男女ペアが対象でしたが、女同士も十分アリですね(もっと女同士の自転車二人乗りシーンを増やすべきだと思います)。
『安達について知らない事は山ほどあって、時々それを歯がゆく思う。多少なりとも分かっているのは…自分の事だけだ』
分かっている自分の事。クラスメイトたちとのワイワイ賑やかな時間。
『そういうものは求めていない』
人との距離感のメタファーに海を使うのは百合のお約束?(左は「やがて君になる」)
しまむらのクラスメイト(安達のクライメイトでもありますが)の(悪意無き)介入で再び距離が出来かけた二人。運が悪ければもう卒業まで会えないのではないか、と憂うしまむらの背中に、
『ど~ん!』
『え、安達?』
『…ごめん。停まるつもりだったんだけど、間に合わなかった』
『「ど~ん!」って言ったんですけど…』
シリーズ構成は大知慶一郎。「ひなまつり」「五等分の花嫁」「まちカドまぞく」のシリーズ構成を担当し、「俺ガイル 完」のシリーズ構成と全脚本を手掛けた人。
信じていいと思います。
★ご参考【超能力宇宙人・社(ヤシロ)の大活躍はこちらで】
----------------------------------------------------------------------
★本日のTV放送【13:00~BSプレミアム/プレミアムシネマ】