『何度でも言うよ!それがどうした!?
謝るなら今のうちだよ、オーディン様!』
圧倒的優位を確信している相手にぶつけるちゃぶ台返しの一言。一度実生活で使ってみたい名台詞です(笑)。
『忌々しい娘だ。どうすればお前の心は折れる!?』
『折れない!!』
神に啖呵ぶちかます宮古。オーディンを引き付けるクラウ。そして、S級ネームド二人を単独で相手取る園香。
『アズちゃんも心配しないで。私がこの空で一番速い!』
『墜ちたらうち泣くからな!』
『凄い脅し文句…』
オーディンの我儘で再度引き起こされようとしているラグナロク。断固阻止のための富士プライマリー・ピラー再攻略。
挑むは館山基地第909戦術姫隊。
「戦翼のシグルドリーヴァ/最終話・館山基地にようこそ!!」(2020年12月26日BS11放送/徳田大貴演出)
おお、OPにSEが!
第10話レビュー時の予想通り、オーディンの目的は、ラグナロクで使役する手駒エインヘリャルを確保するために人間側の戦死者をしこたま出すことでした(戦士の魂はワルキューレによってヴァルハラに運ばれ、オーディンの養子となります。ある意味、捻りの無い展開)。
中二な正装に衣替えしたオーディンは愛馬スレイプニル(どう見ても合体ロボですが)に跨…いや乗り込んで(巨人の中の人みたいだ)「エキゾチック・マニューバ」な戦闘を開始(全身中二病だぞオーディン)。
オーディンがクラウとドッグファイトをしている間に、宮古がトールに勇者砲一閃。しかし、倒せず。
万策尽きたかと思った時、整備班長が宮古のキ44(二式戦闘機。試作名称キ44)に仕込んだ「秘密兵器」を大公開。
『何で偽装する必要があんだよ!』(アズ)
『敵を騙すには味方からってな。
外すんじゃねぇぞ、キ44』
雷雲に包まれたトールに向かって一直線。楯となるのは3馬鹿シールド隊。
文字通り宮古の楯となって次々撃墜されていくシールド隊(これは意外)。
で、まあ「ここが玉座ですって?ここはお墓よ。あなたと私の」みたいな絵柄の展開を挟んで大団円(オーディン討伐、ピラー消失、ワルキューレ全帰還☜ぶっちゃけ最後の方は割とどうでも良くなっていました)。
絶対3馬鹿シールド隊はパラシュート引きずりながら、樹海の中で「館山はどっちだ?」とか言っているカットが入るんじゃないかと思いましたが、ここだけマジ殉職。
う~ん、それは作品のカラーに合わないのではなかろうか。
正直、軸足定まらず、説明足りずで消化不良のまま終わった感じ。部分部分ではグッとくるところもあっただけに何とも残念。
余談ですが、宮古の搭乗している二式戦闘機(試作名称キ44)の連合軍側コードネームは「Tojo(トージョー)」でした。
で、本日12月30日はこのコードネームの元になった東條英機陸軍大将(第40代内閣総理大臣)の(戸籍上の)誕生日になります(実際の出生は1884年7月30日)。
★東條英機暴走絵巻も併せてどうぞ。
という訳で、今期ご紹介したアニメ軍は一通り結末もしくは一区切りを迎えました。
年明けも続くのは「進撃の巨人」と「ひぐらしのなく頃に 業」。そして「Re:ゼロ」の後半がスタート。
新規の期待作は「五等分の花嫁ff」「のんのんびより のんすとっぷ」「ゆるキャン△ SEASON2」「ワールドウィッチーズ発進しますっ!」あたりでしょうか(全部続き物ばっかだな…)。
あとは「裏世界ピクニック」「俺だけ入れる隠しダンジョン」とかか…。
「蜘蛛」どーしようかな。
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★本日のTV放送【28:22~BSテレ東/シネマスペシャル】