突然ですが、私の中学時代の担任教師は「たばこ栽培指導員」なる肩書を持っておりました(でも、ググっても引っかからないのよね。本当にそんな資格あったのかしら…)。
小桜宅に届けられた巨大な荷物。伝票には「たばこ管理作業車AP-1」の記載が。
なんじゃそりゃそりゃですが、こんな感じ☟の作業機械。
文明農機株式会社が、日本たばこ産業株式会社(当時日本専売公社)鹿児島たばこ試験場との共同開発により、移植、防除、収穫、搬出までの各作業を機械化した優れもの。
カタログには誇らしげに「葉たばこ作りには、この1台がきめて!」の文字が踊っています。
何故そんなものがここに?
アニメではカットされていましたが、「果ての浜辺のリゾートナイト」の後に石垣島のたばこ畑で見かけた空魚が酒の勢いに任せて衝動買いしたもの…です。
何のために? 裏世界の移動用に。いやいやいや。買うならもっとオフロード性に優れた戦車チックな…ってまぁこれもゴムクローラー駆動だからイメージ近いけどさ。
幾らするんだこれ? と思って調べたら中古で50万くらいからみたい。
酔っていたとはいえ、空魚さんの金銭感覚に疑いを持たずにはいられません。
「裏世界ピクニック/第8話・猫の忍者に襲われる」
(2021年2月22日深夜BS11放送/牧野友映演出)
OPレギュラーの自動車整備空手家少女・瀬戸 茜理(せと あかり。空魚と同じ大学の1年生)がようやく登場。
空魚に声を掛けて来た茜理の用事はお悩み相談。
空魚さん、相変わらず《ぼっち飯》なのに、学内ではオカルト系の専門家みたいな見方をされているようで(嫌な一目置かれ方だ)。茜理が抱えるお悩み事は…。
『猫の忍者に襲われるんです』
猫の…忍者?
再びなんじゃそりゃそりゃですが、本当でした。鳥子共々裏世界に召還された3人を待っていたのは、忍者装束で二足歩行、武器を片手に襲い来る、どこから見ても「猫の忍者」。
武器は刃物。忍者だけにサイかクナイの親戚かと思ったら中央アフリカの手裏剣でした。うええ、なじぇえ!?
写真下、左からサイ、クナイ、中央アフリカの手裏剣
猫の忍者を呼び寄せていたのは、茜理の体内に埋め込まれていた猫の御守(なんですとぉ!?)。与えたのは茜理の家庭教師だった閏間冴月(うるま さつき)。
こんなところにも冴月の痕跡が。何を企む何を目論む閏間冴月。
今回の見どころは、鳥子が茜理を「共犯者」と呼ぼうとするのを頑なに拒否した空魚。
共犯者は最も信頼できるパートナー。鳥子にとっての共犯者は自分だけ。ポッと出の新キャラなんかにそのポジションは譲らない、という空魚の意地を感じました。
おまけ
ホラーな描写と言えば…
「シャイニング」ですよねえ…。
因みに放送のあった2月22日(実際には日付変わっていますが)は、「猫の日」にして「忍者の日」。お見事。
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★本日2月26日は脚本家・金城哲夫の命日にして彫刻家・成田亨の命日(合掌×2)。
成田氏自身が自身の芸術的理想に照らして会心の宇宙人として挙げているのがケムール人。
って事はウルトラマン第33話に登場した「再生ケムール人」を流用したこれらもお気に入りなのかしら(脚本はいずれも金城哲夫)。
頭部を流用したゼットン星人が登場したのが…
胴体を流用したキュラソ星人が登場したのが…
★本日のTV放送【13:00~BSプレミアム/プレミアムシネマ】