『どうして俺は上手く出来ないんだろう。なんでこんなにダメなんだろう。俺は全部、全部、中途半端で…』
海夢がコスプレデビューを果たす直前のいわば「溜め回」。なのに泣ける。
五条と海夢、二人揃って好感度爆上がり。
「その着せ替え人形は恋をする/第4話・これ、彼女のとか?」(2022年1月29日深夜TOKYO MX放送/小室裕一郎演出)
コスプレイベントまで猶予僅か2週間。
ただでさえ無理ゲーなタイムトライアルなのに、爺ちゃんの怪我(理由は大笑いですが状況はシリアス)、中間テスト、工房見学が重なって五条のメンタルは崩壊寸前。
焦燥。不眠。思考中断。全てを独りで抱え込み、相談できる相手もなく、追い詰められていく五条。
もう、間に合わない…。何もかも諦めようとした時に脳裏に蘇ったのは爺ちゃんの言葉と海夢の笑顔。
『お客さんの笑った顔見ると、やっててよかったなって思うしな。喜んで欲しいから、しんどくても頑張れるもんだぞ』
俺は…喜多川さんの笑顔のために…。五条新菜再起動。
そして…完成!
イベント当日の滑り込み…でしたが、元々海夢は五条の衣装完成まで待つつもりだったので、この日のイベントに出る予定はありませんでした(五条のひとりバックドロップ)。
安堵で腰が抜けたようにへたり込む五条。自分の一言が五条を追い詰めていたと知ってギャン泣きする海夢。
自身の苦労がある意味徒労であったと知った瞬間の第一声が『良かった~』。五条の懐深さを表すセリフです。
完成衣装に袖を通す海夢。ウィッグ付けて化粧して、鏡の前に現れたのは…。
雫たん!
『あたし、ちゃんと、雫たんになれてる?』
『はい!喜多川さんは立派な雫たんです!』
ここ、原作だと≪性奴隷≫に「雫たん」とルビを振っているので、アニメではどっちを声に出すのかドキドキ(わくわく?)して観ておりましたが、そこはまあ無難に…(ですよね~)。
見事≪性奴隷≫になった海夢。次回、いよいよコスプレデビューです。
全てはこの笑顔のために。
因みに今回のサブタイは、五条君が持っていた(メイクに必用な)つけ睫毛のストックを見た時の海夢のリアクション(正解は「雛人形の参考用」)でした。
★本日2月1日はレオン・カーフェイ(1958~)の誕生日(おめでとうございます!)
この2本立ては如何でしょう。