デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【怪人にもメンタルヘルス】怪人開発部の黒井津さん ♯4【喧嘩はしても殺っちゃ駄目】

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ひとつのシマに複数組織。三下同士の揉め事は日常茶飯事でボコったボコられたは街の景色の風物詩ですが、理由はどうあれ相手を殺っちまったとなると話は別。

個人の喧嘩から組織間抗争にステージが変わるからです。

相手の報復(かえし)、手打ちの模索。

打ち手を間違えると血の雨が降り、湯水の如く金が消えていく修羅場に発展する可能性が。

★実例はこちら。

 

これはヤクザ社会も惡の秘密結社社会も同じ事。

現場が真っ先にやらなければならないのは「証拠隠滅」と「事実の隠蔽」。

「怪人開発部の黒井津さん/第4話・人々を惑わす業に溺れた、幻想の宴に酔い痴れる鬼は、乙女の涙と怒りによって自らの魂を砕く」(2020年2月5日深夜テレビ朝日放送/森田侑希演出)

黒井津さん、本日のお仕事は「怪人の定期点検(メンテナンス)」。

惡の秘密結社アガスティアの経営する遊園地で働く怪人たちに機能不全が起きていないかのチェックです。

ええっと、剣神ブレイダーに挑んで敗北した怪人は皆、この遊園地のスタッフになるのか?

何か人体実験に失敗したフリークスをサーカスに売って研究費に充てていた「悪魔の植物人間」👇みたいだな。


カノンくんに続いてヒュドラちゃんもアトラクションスタッフに。

ヒュドラちゃんがグイグイ来ているのに手を出そうとしないカノンくんをヒュドラの姉(サブ首4本)がなじり倒す嫌々な現場。

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水棲怪人サハギンくんは子供と目が合った時にマジ泣きされてちょっとダウナー。

『サハギンくんはメンテより心療内科に行った方がいいかもね~』

勝手に付いて来たアカシック(見た目ただの幼女ですが、アガスティアの首領です)とウルフ・ベートは(監査の名目で)遊園地を堪能。

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『まだまだチェックが必要よ、ウルフちゃん』

『そうだ閣下、自分一応“男”って扱いにしてほしいんです。“ちゃん”って言うのはちょっと…』

『んーでも女の子は”ちゃん”で男の子は”くん”だから…ウルフくんちゃん?』

『…”ちゃん”でいいです』(以下“ウルフちゃん”で統一)

とある方向に喧嘩を売っているように聞こえなくもないですが、大丈夫ですかね。

※因みに英語字幕は『However, girls should be called “sister”, while boys are “brother”. Should I call you Brother Sister WOLF?』でした。

そもそも完成直前のウルフくんを「可愛い方がいい」という理由でウルフちゃんにしたのアカシックさんなんですけどね。

ここで一般幼女に因縁をつけていた禿マッチョとウルフちゃんがひと悶着。

禿マッチョの正体がアガスティアとは別の惡の秘密結社ブラックロアの怪人ホワイトアリゲーターだった事から怪人バトルに(ネーミングセンスがダーク破壊部隊みたいだ)。

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幼女人質に取られて劣勢に立たされるウルフちゃんでしたが、背後から近づいたアカシックが指1本でホワイトアリゲーターを瞬間解体(流石首領、強ぇえ~)。

しかしこれで個人の喧嘩が組織間抗争に。怪人開発部が総出で(全てなかった事にするため)解体怪人の再生に挑みますが、元の形が分からない(ウルフちゃんには絵心というものがないようです)。

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組み立てた後、記憶の操作とかも必要だと思うのですが、さて結末は…。

全面戦争(アガ=ロア抗争とか呼ばれちゃうんでしようか)に発展していない事を祈っております。

 

 

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★本日2月8日は日米を代表する作曲家、ジョン・ウィリアムズ(1932~)の90歳の誕生日(おめでとうございます!)にして伊福部昭大明神(1914~2006)の命日。

お二人には意外な数字の共通項がありました。それは11。