『終わりだ! 俺がこの世を終わらせてやる。俺に力を貸せ』
遂に接触を果たした”王家の血を引く者”ジークと“始祖の巨人を宿す者”エレン。
2人が辿り着いたのは、道。そして座標。
そこには2,000年という時間をたったひとりで過ごしてきた少女、始祖ユミルが。
単行本30巻購入時「(アニメになれば)こ、このシーンが動くのを観る事が出来るのか!?」と期待と興奮に打ち震えたカットがあります。
それが上のタイトル画。
轟音と共に崩れ落ちる壁、壁、壁。
封印されし超大型巨人の群れがゆっくりと、しかし迷いなく進撃を開始する。
全ての命を踏み潰すために。
「進撃の巨人 The Final Season ♯76-80」(2022年1月10日~2月7日/林祐一郎監督)
Final Part2が始まった時はあまりのテンポの悪さ(何故毎回話を巻き戻す?)と引きの弱さ(違う、そこじゃない!)に「終わらせる気あるのか? まさか続きは劇場版でね、とか言うオチじゃないだろうな」とかなり本気でイラついておりましたが、ここに来てようやくエンジンが掛かってまいりました。
★面倒なのでここまでの展開は原作レビューで確認してください。
♯80は始祖ユミルの過酷すぎる人生の振り返り。
故郷を蹂躙され、村を焼き払われ、奴隷として使役され、仲間に裏切られ、最後は人間狩りのターゲットに(しかも冤罪)。逃げ込んだ巨木の下に広がる地底湖で始祖の巨人と接触。
巨人となったユミルはエルディアの外敵を滅ぼし、インフラを整備し、領土拡張に多大なる貢献を(ここで自分を酷い目に遭わせたエルディアの王を殺さずに尚奴隷として尽くすあたりの心情はいまひとつ良く分かりませんが)。
王の側室となって3人の娘、マリア、ローゼ、シーナを産み、やがて13年の巨人寿命を全うして死亡。
王はその屍をあろうことか3人の娘に喰らわせ…。
『ユミルの体をすべて喰い尽くせ。ユミルの血を絶やしてはならぬ。娘が死ねば背骨を孫に喰わせよ』
近親カニバリズム!(大丈夫かNHK!?)
原作(右)と3期EDの止め絵(左)と今回放送分(中央)。
『我が巨人は永遠に君臨し続ける。永遠に…』
『終わりだ!』
時の流れをぶった斬るエレンの絶叫。
初めてその眼を見開き歯を喰いしばって過去と未来を凝視するユミル。
始祖の覚醒。頸木を解かれ動き始める巨人たち。
この時、全世界のエルディア人が座標の空間を幻視。その頭に響く声。
『俺の名はエレン・イエーガー。始祖の巨人の力を介し、すべてのユミルの民に話しかけている』
この世の終焉「地ならし」が始まりました…。
★本日2月8日はチャン・ツィイー(1979~)の誕生日(おめでとうございます!)。
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」が記憶に新しいですが、チャン・ツィイーと言えば若き日のこの2本。
今のチャン・ツィイーは「グリーン・デスティニー」出ていた時のミシェル・ヨーより年上なんですねえ…(しみじみ)。
念為最新熟女版も。