『ワンと鳴け。ごめんなさいと犬風に言え』
『ごめんだワン』
『許してワン』
『刑事のプライドは…?』
M男悶死。女王様です藤部長。
因みに英語字幕は『Sorry…woof!』『Forgive us…woof!』でした。
「ハコヅメ~交番女子の逆襲~/第7話」(2022年2月16日深夜TOKYO MX放送/佐藤雄三監督)
◆尾行選手権
前回の「暴走ポリス」で署長車をボッコボコにしてしまった源。
後がない源に与えられた最後のチャンス。それは「シャブの売人とその情婦の尾行」。
どこから見ても「刑事!」な面構えの薬物班に尾行は無理なので、捜一(源&山田)と婦警(藤&川合)が応援に。
源×川合、山田×藤でカップルを装って尾行を開始しますが…。
尾行初体験&デート未経験の川合はガッチガチで超不自然。
せめてカップルらしくと手を繋ごうとした源に『え?!やだっ。セクハラです』
≪俺に残された道は、クビかセクハラしかないのか!?≫
一方の山田×藤。藤の方から積極的に手を繋ぐも、見た目の美貌が仇となって衆目浴び放題。尾行者が目立ってどうする?
という訳で急遽作戦会議…山田が「チェンジ」を所望。見た目と性格のギャップをあれこれディスったら藤がキレて冒頭のやりとりに。
結局、男二人が詫び入れて元鞘。ラブホテルにしけこんだ二人の部屋を挟む感じで陣取りましたが、中の様子が伺えるのは山田×藤のみ。
2人がホテルを出た所を藤の合図で任意同行、という手筈でしたが、藤が山田を手玉に取って抜け駆け。
『薬物検挙の手柄は実績大きいからね。今度うちらのペアで優先的に有休とらせてもらおう。川合、温泉で打ち上げしよ』
川合が藤の毒牙にかかる絵面しか浮かんできませんが、それはそれで眼福なので、是非、映像化してほしいと思います。
◆人たらし
という訳で馘オープンリーチとなった源ですが、捕えた情婦の取り調べ(補助は川合)という見せ場が。
頑として口を割らない情婦の心の隙間に難なく手を掛ける源。
≪すごい…心のシャッター、ガシャンガシャン開けてる!≫
警察的には「売人とその情婦」という記号でしかありませんが、人の営みとして見ればごくごく普通の男と女。
その心情調書に心ほだされる川合。
にしてもあなた川合の部屋に入り浸り過ぎじゃありませんか藤部長。
しかし、何日経っても源は肝心のシャブルートには一向に触れず。
そして迎えた拘留最終日。源に勝算はあるのか。
堪らず口を挟んでしまう川合でしたが…。
『切り札は最後の最後で使わないとな』
なるほど、これが「人たらし」か。
こういうちょっといい話が挟まれるのもこの作品の持ち味です。
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★本日2月18日は作家・馳星周(1965~)の誕生日(おめでとうございます!)
原作者的にこの作品をどう評価しているのか聞いてみたいのが、
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