デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

また、13時間後に! Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ- #1-3

『また、13時間後に!』

細かい経緯は割愛しますが、職場内でちょっとした工作が必要になりました。

化粧板に金具をねじ留めするだけの簡単作業ですが、表面加工された化粧板はドライバー1本で挑むにはちと難敵。

倉庫スペースを漁ったら「これ誰か使った事あるのか?」な電動ドリル&ドライバーがこんにちは。

インパクトドライバーではなかったので、まずはドリルで軽く下穴を作ってから、ドライバーでネジを。

やってみた感想は…「楽しいじゃねぇか」

これがDIYって奴か(チョットチガウ)。

「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-/第1-3話」(2022年10月5、12、19日深夜テレビ東京放送/米田和弘監督)

家が隣同士の幼馴染、せるふぷりん(せるふは本名ですが、ぷりんはあだ名)。

高校受験は共に最先端の技術と設備を誇る湯々女子高等専門学校(略称:湯専“ゆーせん”)を目指していましたが、真面目なぷりんは受かったものの、マイペース自堕落派のせるふは不合格。

かろうじて滑り止めの潟々女子高等学校(略称:潟女“ガタジョ”)には受かっていましたが、桜舞い散る生き別れ。

何故か潟女は敷地の三方を湯専の校舎にコの字型に囲われている不思議立地。タワマンに見下ろされる平屋のような位置関係。


ぷりんは優雅に湯専の無人スクールバスで登下校しますが、せるふはチャリ通。

ある朝、街灯に激突してチェーン外れてハンドル曲がったせるふを助けてくれた(瞬く間にチャリ修理した)のが、潟女DIY部部長・矢差暮 礼(やさくれい。愛称は”くれい”)。

DIY部はどう見ても廃屋な裏庭小屋に部長のくれい(3年生)ひとり部員。1学期中に部員を5人にしないと廃部というお約束中のお約束状態。

チャリ修理のお礼に訪れたせるふが「ブックスタンドにネジ打ち」の縁で入部(因みにせるふは幼少期に母親から「工作禁止」を命じられるほどウルトラ不器用)。


入部届に書かれた名前(結愛せるふ)を見たくれい先輩が、

『何て読むんだ?』

『ゆあです。ゆあせるふ』

そう、ここはDIY部。どぅー・いっと・ゆあせるふ部です。

初工作は(ほぼ部長作ですが)「余ったスキー板で作ったベンチ」。


続いてせるふのクラスメイト、日蔭 匠(ひかげたくみ。文字通り陰キャ)が「DIY部の表札(?)作り」(←文字通り手先が匠)の縁で入部。


誰かに誘われる事も、何か頼まれる事も…誰かと一緒になんてこれまで一度もなかった匠が初めて褒められた、初めて喜んでもらえた。そして初めて仲間が出来た。その喜びが現れていたのが、別れ際の台詞、

『また、13時間後に!』

一方、せるふが大好きなのに距離感が掴めず、現在では希少種になりつつある「ツンデレ」化しているぷりん。


湯専の校舎から潟女の敷地を見下ろすたびに、スクールバスから見かける度に新しい友達が増えていくせるふを見てやきもきするさまが実に可愛いです。


第3話では12歳の飛び級天才留学生ジョブ子(本名はジュリエット・クイーン・エリザベス8世)が加わって総勢4人。部昇格まであとひとり。

ジョブ子はウォールナットとイメージ丸被りですが、「リコリコ」終了後、ちょっとしたクルミロスだったので丁度良い後継キャラとなりました。

いつもぷりんの横にいるのがしーちゃん。


早くぷりんとしーも入部して欲しいなぁ…ってそこいらへん越境には寛容なのか、この学校?

せるふのほわっとした性格(常時「うへへへ」な時の「けいおん平沢唯もしくは「ゆるキャン△各務原なでしこ)、ふわっとした色使い(ちょっとFLCLフリクリ)」っぽい)などで、精神安定効果抜群の観るクスリとなっています。

★ご参考(お話の接点はびた一文ありませんが)

 

★我ながら「無理矢理だなぁ」と思いますが、DIYが趣味の人殺しを二人ほどご紹介。

 

 

 

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