『…すみません。一瞬、気を失っていました』
『え!何で!? 大丈夫!?』
『先輩が嬉しいと言う事が、こんなに俺も嬉しいとは…』
共感歓喜(と言う言葉があるのかどうか知りませんが)。悔いの無い人生を送ることは案外簡単な事なのかもしれません。
「それでも歩は寄せてくる/第2話・よろこんでほしいので」(2022年7月14日深夜TBS放送/伊部勇志演出)
本日は体育祭(今年何回目だ?)。
原作では学年ぶち抜きクラス対抗(オール3組みたいな)でしたが、こちらは学年混合色別チーム編成。
歩とうるし先輩は共に白組。
健脚で白組を牽引する歩と種目を問わずボトルネックなうるし。
ノーマークだった歩は体育会系各部の目に留まり、勧誘の嵐。
うるしがこいつは将棋部だからと言っても『うちに将棋何かあったっけ?』『いや、ないだろ』と圏外&対象外。やはり正式な部でないと。
『先輩はやっぱり、部員を増やして正式な部にしたいんですか?』
『ああ、そりゃあな』
『なったら、うれしいですか?』
『うん♡』
『…な人の願い事。分かりました。ここから先、俺は将棋部の…先輩のためだけに頑張ります』
最終協議はリレー。アンカーの歩がゴボウ抜きして先頭に。しかし、今年のリレーは斜め上。
何とアンカーには「借り物競争」がミックスされる異種格闘技戦。
借り物の札を引いた歩は真っすぐうるしの所に。更にうるしをお姫様抱っこでゴールイン。
お札のお品書きは「かわいらしいもの」。
御姫様抱っこは判定者に「もの」認定してもらうためのギミックでした。
無事、うるしは「もの」認定されて白組優勝(おめでとうございます!)。
歩は好きな人の願いを叶えるため、将棋部の部員勧誘。手っ取り早く幼馴染で共に剣道を習っていた角竜タケル(多分こいつも高校入学と同時に好きな人と一緒にいるため剣道捨てたクチ)に白羽の矢。
タケルの好きな人とは同じ図書委員でやはり幼馴染の御影桜子(みかげ さくらこ)。
ちょっと「川柳少女」の雪白七々子と毒島エイジを思わせるナイスカップルです。
渋るタケルでしたが、桜子に催眠術をかけられ入部(でも真面目に活動すると桜子と一緒に帰れなくなるから幽霊部員)。
まずはひとり確保。あとひとりで部に昇格。
幽霊でも部員は部員。喜ぶ先輩の姿に一瞬気を失う歩。
先輩の歓びは俺の歓び。もっと先輩を喜ばせたい。
新入部員獲得のお祝いに公園そばに新しく出来たたい焼きやのたい焼きで乾杯。
部になれば先輩は喜ぶ。しかし、部員が増えればもうふたりきりの時間は過ごせない。千々に乱れる胸の内。
その乱れはベンチで指しているポータブル将棋の指し手にも表れ…。
『その手だと私の歩とお前の桂の交換になっちゃってるぞ』
自分の気持ちを優先しすぎている、と悩んでいるという歩に
『ああ、歩の方か好きって事か、桂より。そっかー、そういや田中って下の名前歩(ふ)だもんなー。いやーでもわかるぞ、その気持ち!優先しちゃうよなー、わかるわかる。私も歩(あゆむ)好きだしな!』
こういう意図しないカウンターって双方にダメージが残りますね。クロス・クリティカル。
テレて逃げるうるしの後ろ姿に天を仰いで目頭押さえ『かわいい…』
今回は原作では異なるシチュエーションのエピを順番入れ替えつつ、巧い事再構築してまとめています。
こういう構成やらせると赤尾でこさんは上手いなあ。
おまけ❶
今日も顎乗せマキちゃん。
バトン渡すしぐさも何かエロい。
おまけ❷
Cパートでタケルに「たい焼きあ~ん」をおねだりする桜子。
『アツアツだね』
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★本日7月16日はルチャドール、ブルー・デーモン・ジュニア(1966~)の誕生日(おめでとうございます!)
ブルー・デーモン・ジュニアの雄姿(ちょっとだけど)を拝みたい人はこちらを。
★そして本日は人間魚雷テリー・ゴディ(1961~2001)の命日(合掌)。
ゴディ在りし日の雄姿(チラっとだけど)を拝みたい方はこちらを。
★本日のTV放送【15:00~フジテレビ】