デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

目も当てられませんね。 お隣の天使様にいつの間にかダメ人間にされていた件 ♯1

『家事ができないのに独り暮らしとか舐めているのですか?』

蔑む目つきとは裏腹に毎日「残り物」を「自己満足」で分けてくれるクラスメイト、椎名真昼。

彼女は学校ではこう呼ばれていました。

天使様、と。

「お隣の天使様にいつの間にかダメ人間にされていた件/第1話・天使様との出会い」(2023年1月7日TOKYO MX放送/若林漢二演出)

容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能。それでいて驕らず隔てず図に乗らず。全校生徒憧れの的、ラブコメヒロインの王道を行く女子高生・椎名真昼(しいなまひる)。

色白瘦せ型、食生活乱れまくりで不健康の佃煮。駄目男子の王道を行く同級生・藤宮周(ふじみやあまね)。

高嶺の花と見上げる庶民(モブとも言う)。決して交わる事の無い(ヒエラルキーの異なる)2人でしたが…。

ある日、公園のブランコで独り雨に濡れている真昼に傘を渡した周。


濡れて帰った翌日、景気よく風邪を引き、帰宅時には頭痛発熱山之内

マンションに辿り着いたら玄関前に傘を持った真昼がこんにちは。

『返さなくても良かったのに』

『借りたものは返すのが当たり前…あの…熱ありますよね?』

『あんたには関係ないだろ』

クラスメイトであること以外にもこの二人には共通点が。

  1. 高校生にしてマンション独り暮らし。
  2. そのマンションが同じ建物。
  3. さらにフロアも一緒でお隣同士。

既に足元もおぼつかなくなっている周を支える真昼。

『(部屋に)入りますけど、致し方ないので許してくださいね』

ドアを開けると中に広がっていたのは「汚部屋」


『目も当てられませんね』

主人公・周くんは「片付けられない」人でした。

多くの場合、片付けられない性格ってのは見た目清楚なヒロインのギャップ萌えを狙って付与されるもの(好例「ぼくたちは勉強ができない」の真冬先生など。下部リンク「片付けられない女選手権」参照)ですが、男の方かよ。

天使様にダメ人間にされるまでもなく、最初から駄目な人なのでした。

これをきっかけに(真昼からの一方的な)ご近所づきあい開始。周の壊滅的食生活(コンビニ弁当orゼリー飲料)を見かねて毎日おかずの差し入れを。

ひとりの時の真昼は学校で見せる天使の様な顔ではなく、冷淡・毒舌。感情表現豊かな普通の女子高生でした(そっちのギャップ萌えか!)。


「あくまで自己満足」と言いながらグイグイ来る真昼。

食生活が改善され、部屋も片付き、目に見えて健康体になっていく周。

えっと…タイトル、これで合ってる?

 

★ご参考~片付けられない女選手権

 

 

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テレビ・映画と出演作はたくさんありますが、個人的に印象深いのはこの2本。

 

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