ひとつ屋根の下で寝食(主として食、たまにアクシデントで寝)を共にし、互いの悩みを打ち明け合い、支え合うと誓って尚「付き合ってはいない(キリ!)」。
こいつら子供が出来ても「いや、付き合ってはいない」とか言い垂れんじゃないかってくらいの頑なさ。
そんな二人がようやく…。
おめでとうございます!
「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件/第13話・臆病だった自分にさようならを」(2023年3月25日TOKYO MX放送/中野武蔵演出)
文化祭、修学旅行に次ぐ学内イベントの花形「体育祭」。
紅組・白組は自動振り分けのようですが、参加種目は選択式。
真昼の希望はリレーと借り物競争。周の希望は借り物競争と玉入れ。
スポットライトが当たる主役競技とその他大勢のモブ競技に分かれましたが、借り物競争は被りました。
仕掛け人である体育祭実行委員は白河千歳。
『嫌な予感しかしないぞ…』
その予感は勿論的中。同じ組になった真昼と周は互いを「借り物」として同着ゴール。
周の借り物は「美人だと思う人」、真昼の借り物は「大切な人」。
してやったりと悪魔の微笑みを浮かべるゴール審判の千歳の元に手を繋いで走る二人はさながら神父目指してバージンロードをひた走る新郎新婦。
当然、ゴールでは指示通りの借り物かの公開チェックが待っています。
周はまだ言い訳の余地がありますが、真昼は完全に公開告白。
昼休憩では周を問い詰める男子生徒が十重二十重。
『藤宮って、天使様には全然興味ないって感じだったよな!』
『天使様には興味ないよ。俺が見てるのは椎名真昼っていうひとりの女の子だから』
慌てず騒がず偽らず冷静に対処する周。最終的には真昼が冷徹な論破(周アゲアゲで告白駄目押し)をしてその場を力ずくで収めますが、毅然とした周の態度にうっかり惚れてしまう他女生徒もいたのではないでしょうか。
真昼にここまで言われては最早逃げも隠れもできません。
遂に正面から告白(自宅でね)。
思えばここまでドストレートなラブコメは久しぶりです。下手に起伏のあるお話よりこういう展開の方が原作に対する食指が動きます。
やはり告白するなら借り物競争です。
という訳で告白記念借り物競争選手権。
まずは有無を言わせぬ剛腕で上条当麻を引っ掴んでゴールした御坂美琴(とある科学の超電磁砲)。
大覇星祭は「とある」シリーズの共通イベントなので「禁書目録」でも良かったのですが、御坂メインと言う事で。
お題は「午前の競技に出場した高校生」だったと思いますが、いいんですよ、上条掴む口実にさえなっていれば。
続いて早乙女うるしをお姫様抱っこしてゴールした田中歩(それでも歩は寄せてくる)。
お題は「可愛らしい物」。
お姫様抱っこは「物」認定してもらうためのギミックでした。
最後に「生徒会役員共」。役員全員がタカトシを指名。
スズのお題は「目標にしている人」。自販機最上段のボタンを自力で押すという目標をタカトシが難なくクリアしているため。
アリアのお題は「ペットにしたい動物」。何をさせられるか(どんな芸を仕込まれるのか)不安ではありますが、ちょっと惹かれるものがあります。
最後にシノ会長もタカトシ指名でゴールしましたがお題は不明。フラグが立ってしまうような事が書いてあったのでしょう(隣で「男子生徒」という最悪の札を引き当てた男性恐怖症の五十嵐カエデさんが固まっていますが、唯一接触可能なタカトシを会長と奪い合って同時ゴールを決めて欲しかったです)。
優勝は限りなく告白に近かった田中歩で。
おまけ
高級アイスで餌付けされる真昼。
完全に小動物。正に「ペットにしたい動物」でした。
今回のアニメ化で現時点既刊原作のほぼ半分を消化。もう少し進めば余裕で2期制作の在庫ができます。
是非、二期を。
★ご参考(ここにもペットにしたくなる小動物が)
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★本日3月27日はクエンティン・タランティーノ(1963~)の誕生日(おめでとうございます!)
あれこれ取り上げてはおりますが、今回は本人がバーテンダーとしても顔出ししていたこちらの作品(と酒)を。
★本日のTV放送❶【13:00~BSプレミアム/ブレミアムシネマ】
★本日のTV放送❷【18:54~BSテレ東/シネマクラッシュ】
※放送は「特別編 〈オリジナル吹き替え版〉」
何気にスタローンデーなんですね。