『周くんって、ほっぺ触るの好きなんですか?』
『え!?』
『だってクリスマスの時も、昨日の寝る前も触ったじゃないですか?』
『起きてたのかよ』
『あ、あれはその…ベッドに降ろされる間際で起きたと言うか、あんなの、寝たふりするしかないじゃないですか!』
寝たふりは乙女の嗜みです。
「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件/第5話・天使様と初詣」(2023年2月4日TOKYO MX放送/山内東生雄演出)
ゆく年くる年、除夜の鐘…を何で仲良く並んで見ているんだ?
クリスマスに続いて年越しも二人で。
『あけましておめでとうございます』
最早「年賀状」文化は昭和の遺物。あけおめLINEに返信してたら真昼が寝落ち。そのまま周の腕の中。
『すげ…いい匂いする…』
昼間の頑張り(張り切っておせち作り)を知っているだけに起こすに忍びなく、かと言って女子の部屋に無断で入るわけにもいかず。
消去法で自室のベッドへ。一夜明けても真昼はまだ夢の中。寝顔のあまりの可愛さに思わずほっペ撫で撫で。
ってこれどう見ても事後じゃん。
3日には周両親が。母から真昼の事は間違いなく父に伝わっているだろうし、すっとぼけても時間の無駄。腹をくくって真昼と二人でお出迎え。
父若ぇ!母を姉と呼ぶのはちと無理があるが、父は兄で通るぞ。
正月に両親にご挨拶ってこれもう完全に…。
周くんに嫌なところなんてないと言いつつ、
『でも…駄目なところが…(ナチュラルにかっこいい事するとか)』
いやそれもう完全に落ち(以下略)。
母の大荷物の中身は着物。目的は勿論、初詣。
そんな人混みに一緒に出掛けてクラスの奴にバレたりしたら…と心配する周でしたが、
『バレなければいいの?』
普通はメガネ女子がメガネ取ったら美少女でした、になる所ですが、今回はものぐさ男子が垂れた前髪整えたら美少年、というパターン。
おめかし真昼に周が目を奪われるのは当然ですが、真昼もお色直し周に胸キュン。
『周くんもかっこいい…ですよ』
いやもうホントお前ら結(以下略)
甘酒とおしるこ。無意識交換の周に意識しまくり真昼。
『周くん、ケーキの時は気付いたのに、何でこれは気付かないんですか?』
つい、樹(いつき)や千歳と同じノリで。
『赤沢さんたちとは普段そういう事するのですか!?』
『まあ、友達だからな』
『別に私と周くんも友人ですから、平気です』
ちょいおこな真昼さんなのでした。
別れ際、頭を撫で撫でされて決め台詞。
『周くんの…馬鹿❤』
休み明け、学校では椎名真昼に彼氏が!?の話題でもちきり。相手は「学校では見た事の無い」かっこいい人…だったらしい。変身成功、周くん。
家で『俺ごときが真昼の彼氏なんて』と卑下する周に
『ごときじゃないです!周くんは割と自己評価低いですけど、そんな事ないです!』
優しくて気遣いが出来て、紳士的で、人柄も良く、おしゃれしたらかっこいい。
『ですから、あの、そんなに卑下しないでください!』
周くんを悪く言う人はたとえそれが周くん本人であっても許さない真昼さんなのでした。
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★本日2月8日は本田博太郎(1951~)とノラ・ミャオ(1952~)の誕生日(Wでおめでとうございます!)
接点は全く無い(はず)のお二人ですが、カンフー繋がりということでこの2本を。