『じゃあまた、今日!』
素敵な別れの挨拶です。
徹夜仕事明けだと地獄の乗り越し切符ですが…。
「君は放課後インソムニア/第1話・能登星」(2023年4月10日深夜TOKYO MX放送/池田ユウキ演出)
中見 丸太(なかみ がんた)。高校1年生。不眠症。
夜は1発キメたかのようにギンギンなのに昼間は半眠半起き。最早現実=白日夢。睡眠不足でいつもイライラ。当然、女子の覚えはめでたくありません。
学校に来れば文化祭準備で(女子に)コキ使われ。
偶然見つけた安らぎの場所…天体観測室。かつては天文部の部室でしたが、今は物置。
文化祭準備の喧騒が遠くに聞こえ、ここなら仮眠がとれそう…と思ったら先客1名。
曲 伊咲(まがり いさき)。同じクラスの女子。
彼女もまた不眠症を抱えておりました。
入口ドアにちょっとしたトラブルがあってプチ缶詰状態に。中見の幼馴染・受川に救助を依頼して待っている間、自然な睡眠。
曲にとって中見の心音は安寧の鼓動。中見も目覚め爽やか頭痛無し。
ここに不眠症&天体観測室実効支配という秘密を抱える男女が誕生。
とは言え、女子と二人はちと気まずい(そもそも女子苦手だし)。
しかし、曲にとって中見(の心音)はα波発生装置。
『私、中見がいないとさ、寝れないから』
※原作は言い回しがちょっと違う。
呼び出し、観測室整理してふたりが眠れるスペース確保。
※中見があまりの重さに音をあげていましたが、分かります。スチール・キャビネットの類を階段で上げ下ろしする場合、下になった方にとんでもない圧がかかります。私、若い頃これで首の骨折りそうになりました(階段が狭いのでキャビネを縦にすると丁度底面上部が顔面の位置に来る)。
広々スペースで改めて悩みを吐露。長くて退屈な夜どう過ごしてる?
悩むだけの夜はつまらない。
『おもしろくしよう!楽しくしててもツラくっても、同じ朝がくるんだからね。ここに会を発足させます。その名は≪夜のお楽しみ会≫』
もう少しまともなネーミングは思いつかなかったのか、伊咲。
夜。家を抜け出して合流、深夜散歩。よふかしのうた。それは冒険。
途中、警らのおまわりさんをバス停に隠れてやりすごし…。
緊張で早まる中見の心音も伊咲にとっては子守歌。
見上げれば満点の星空。
『こんな景色が見れるなら、眠れないのも悪くないね』
カモフラージュ用に持ってきたカメラで空を星を伊咲を撮る中見。
夜明け。伊咲の自宅前で一旦のお別れ。
『じゃあ、また今日!』
本作の舞台は石川県七尾市。輪島の生まれ故郷であり、デビュー戦(対タイガー・ジェット・シン)が行われた場所です。
因みにこの石川県のはじっこから東京に来たのが「ステップとローファー」の岩倉美津未です。
今期は石川アゲですね。
★天文部と言えば…
★不眠症と言えば…
本来であればそのまんま「インソムニア」とか、「マシニスト」を挙げるのが筋だとは思いますが、こういう作品の方が好きなので…。
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★本日のTV放送❶【13:00~BSプレミアム/プレミアムシネマ】
★本日のTV放送❷【13:40~テレビ東京/午後のロードショー】
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