一気に流れ込んで来たキナ臭い煙。
王国の大臣が「ガンマ共和国と和平交渉」とか言っている傍から魔導庁に爆破テロ。
仕組んだのは当の大臣。当然、犯人はガンマ共和国って事にして開戦準備。
責任押し付けられる形になった魔導庁長官フレッドは単身ガンマ共和国へ。
盟友レオを倒すために。
「Lv1魔王とワンルーム勇者/第7-9話」(2023年8月TOKYO MX放送/井上圭介監督)
ちょっと間が空いてしまったので、軽くここまでのおさらいを。
マックス、レオ、フレッド、ユリアのパーティが魔王を倒して10年。
予定より早く復活した魔王が人間界に来てみれば、
- 勇者マックスは調子こいた性格がスキャンダルを招いて今や勇者の面影もない自堕落暮らし。
- 戦士レオは何故か東の外れの荒れ地に追放。そこをゼロから開拓して温泉掘りあて、魔鉱脈探り当て、仲間と共にガンマ共和国を名乗って独立。
- 僧侶フレッドは要領よく立ち回って魔導庁長官まで昇りつめましたが、ガンマ共和国の存在が目の上のたんこぶに。
鉱脈利権が発生した事で王国と共和国は対立。王国は共和国を国土不法占拠のテロリスト集団と決めつけて糾弾。国境では常に散発的な小競り合いが。
レオがいる限りガンマ侵攻はできない(桁外れに強すぎて勝負にならない)。
逆に言えばレオさえ倒せば共和国は瓦解する。
誰なら倒せる? 第一候補のマックスは見る影もない(そもそも関わる気が無い)。
ならば…で担ぎ出されたのが僧侶フレッド。
最早、王国の事情なんぞどうでもよくなったフレッドは、これまで(強力な防衛魔法がかけられているため)誰も壊すことが出来なかった国境の壁を一撃で粉砕。
単身共和国に入ったフレッドは遂に盟友にして宿敵のレオと邂逅。
本来は交通規制&報道規制を敷いてどっちが勝っても王国に都合のいい発表をするはずでしたが、フレッドの行動を完全生中継している謎のドローンが。操縦しているのは…
おー君ら第3話に登場したフリーデーのお二人じゃない。
生配信で余計な事言われたら目も当てられない(後で誤魔化しが効かない)。しかし、BANしてもBANしても映像は途切れず。
何とフリーデーが用意した使い捨てアカウント7,700個。追いつくわけがありません。
ならばもっと観やすくしてやろう、という訳でレオが周辺樹木瞬間伐採。更にフレッドが地面隆起させてデビルズタワーのようなステージを。
『悪くないだろ?』
『ああ。いい眺めだ』
その映像はマックスの携帯にも。昔の仲間が命のやりとり。どうするマックス!?
昼間、公園の少女サラに「お母さんから」と預かった飴玉。お母さん=魔法使いユリアですからね。ただの飴玉のわけがありません。
託されたメッセージに気付けマックス。
盛り上がって参りました!
おまけ
第8話で携帯を通じてフレッドに呪怨を送って来た押し入れの幽霊さん。
『聞こえてんだろ? 電話出ろやぁ!』
いや、これは怖いわ。
☜ランキング投票です。幽霊さんとお話してみたい方はワンポチを。
★本日8月30日は、ティモシー・ボトムズ(1951~)の誕生日(おめでとうございます!)
ティモシー・ボトムズと言えば問答無用で「ジョニーは戦場へ行った」ですが、今回は地味で低予算ながら手堅くまとまったこちらを。