『我のことは遊びだったんだ…。使い魔にする気とかなかったんだ。別にいいけどね。定命の者のそういう気持ちの移り変わりとか、古今東西見て来たし』
何年生きているのか知りませんが、色々あったんですね、フェニックスさん。
「でこぼこ魔女の親子事情/第1話」(2023年10月1日TOKYO MX放送/たかたまさひろ演出)
今期は魔女に聖女に魔王(魔法使い)と大賑わい。
「聖女(2期)」は変わらぬ安定度(でも何故かレビューの食指は動かない)でしたが魔王(「婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む」)は「う~む」。
生き残る可能性がありそうなのがこちら。
見た目幼女ですが207歳の魔法使いアリッサは森の中で人間の赤ん坊(女の子。但し、人間にしては魔力量が半端ない)を発見。
拾って帰って庇護して育てて16年。
娘ビオラは道行く人が例外なく振り返るダイナマイトボディの16歳に成長しておりました。
◆Aパート「なかよし親子のでこぼこ事情」
はた目にはビオラが母でアリッサが娘。
しかし、ビオラの中味は甘えたがりのウルトラマザコン少女でした。
往来で「フェニックスの召喚用鉱石」を欲しがるビオラ。
『駄目だよ、この間、ボルケーノ・ドラゴン召喚したばっかでしょ!?』
『やーだー!フェニックス!フェニックス召喚するのー!』
ダダっ子ビオラに根負けしたアリッサが鉱石購入。
で、召喚されたフェニックスがこちら👇。
16歳というお年頃を気にして異性(恋人)の話を振るアリッサですが、ビオラは逆にアリッサに恋人が出来たのでは?と勘違い。
『いやぁあぁあ!ママが盗(と)られるぅ!』
独占欲の塊です。そんな人はいないと言いつつ、
『でももしもビオラがパパが欲しいって言うんなら努力はしてみるけど』
『そんなこと言わないもん! パパが欲しくなったら自分で作れるし!』
『気軽に命を創造しちゃ駄目ぇ!』
この二人の掛け合いの間合い、実にいい感じです。
目出度く誕生したパパ(ゴーレムですが)は、フェニックスと腕相撲で意気投合。
いいですね、家族団らん。
◆Bパート「不思議な命の教育事情」
魔女の必携アイテムと言えば「使い魔」。
フェニックスもドラゴンもここでは面倒見れません。身近なところで猫はどう?
『猫はママの愛情を奪いそうだから無しで』
同じ理由でカラスもフクロウもアウト。可愛いは悪。
ビオラの理想は、強くて大きくてかっこよくて滅茶苦茶派手でビームが出せる使い魔。
そいつは欲張り過ぎ。どうしても外せない優先順位1位は…
『じゃあ…ビーム!』
巨神兵…ですね。
使い魔召喚は諦め、まずは(命の大切さを知るために)植物を育てるところから始めようとするビオラ。
その様子を恨めし気に見つめるフェニックス。
『我のことは遊びだったんだ…』
強くて大きくてかっこよくて、多分ビームも出せる「フェニックス」が、正式に使い魔として登用されることになりました(ゴーレム・パパは土に還りました)。
手触りというかツッコミの間合いだけで言えば「スライム倒して300年」と同じ箱と言えるかもしれません。
★ご参考
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★本日のTV放送【18:00~BS12】
※終了後、連続で「OK牧場の決斗」(バート・ランカスター特集!?)