(嬉しくても緊張しても)心拍数が上昇すると周囲の人間にささやかな不幸が降りかかるミカンの呪い。
原因はミカンの中に潜む使い魔ウガルル。
元々はミカンを護るためにミカンの父親が召喚したものでしたが、不完全な形で召喚されたために命令を正しく理解できず、ミカンのあらゆる感情の揺れ動きを守護対象の危機と誤認し、手当たり次第に周囲を攻撃する困ったちゃんになってしまいました。
そもそも味方だったのなら、会話が成立するはず。直接会ってミカンから出て行ってもらうよう頼んでみよう。
と言う訳で、シャミ子の夢魔の力を使ってミカンの意識の中へダイブ。
お供は眷属(小倉さん謹製の謎薬を根性で食べきった闇堕ち魔法少女・桃)。
あれやこれやでウガルルとご対面と相成りましたが、ああいかん、横たわるミカンのローアングルカットに目が吸い寄せられて桃の台詞がひとつも頭に入って来ない!
「まちカドまぞく2丁目/第12話・闇夜の儀式!まぞく新たなる仲間!!」(2022年6月30日深夜TBS放送/野上良之演出)
実はミカンの呪い(ウガルルの防衛機能)は桃にも2次災害を及ぼしておりました。
『姉がミカンのために作った≪キツめの呪いを笑える感じにする結界≫のせいでこっぱずなコスプレを何度もさせられて…』
え、何それ見たい…。
全てはミカンのため(=自分の仕事)と思っていたウガルルですが、それが間違いであったと指摘されて大ショック。
仕事が無いのならここにはいられない。しかし、無職で出ていけば形を保つことができず、消えてなくなってしまう。
そんな事は認めない。出て行っても形を留めこの町で生きていけるようにする。そのためには…。
一旦覚醒した3人+ご先祖+途中乱入した杏里ちゃんで作戦会議。まずは「あの人」を呼ぶところから。
『小倉さ~ん!』
突撃ヒューマンか!(☜何て最低な例えなんだ。満足である)。
出番を待っていたかのように天井裏から現れた小倉さんはウガルル召喚計画をてきぱきと立案。用意した依り代に召喚ウガルルを封じ込めると言うシンプルプラン。が、しかし…。
- 正確な魔法陣を描く技術をもった者がいない。
- お供えの材料になる上質の肉がこの時間(深夜)には手に入らない。
- 肉が手に入っても魔力を含んだお供えにする技術を持った料理人がいない。
- 調理に必用な幻獣(人語を介する伝説の生物。動物系魔族)のしっぽの毛が手に入らない。
- 等身大依り代を作るための上質な霊脈の土が足りない。
OH!なんてこった! が、しかし…。
★魔法陣☞桃が描ける。
🍖肉☞杏里ちゃんの家が精肉店。
🍳料理人☞リコくん
🐂幻獣☞マスター
🏔霊脈の土☞シャミ子が甲子園感覚で桜の山の土を持ち帰っている。
一瞬で全課題解決。手分けして作業開始。
『生涯最高傑作や!常人が食べたら昏倒するほど怖い魔力練り込んだの』
つまみ喰いもできません。
『おや、リコくん、僕は今から何をされるんだね?』
『人助けにマスターのケツ毛がぎょうさん必要なんやて』
『拘束の必要性を説明したまえ』
『うち、マスターの事大好きやから、色んな顔が見て見たいの』
いやこれもう完全に怪しいプレイ(人によってはご褒美)じゃないですか。
あっという間に全材料揃っていざ召喚。
町に新しい魔族の仲間が。全キャラ登場して新キャラ誕生。見事な大団円でした。是非、3期(3丁目?)もよろしくお願いいたします。
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★本日7月2日は「タコの日」
関西地方では7月2日頃の雑節「半夏生(はんげしょう。「半夏(はんげ)」という生薬のもとになるサトイモ科のカラスビシャクが生える頃。他諸説あり)」にタコを食べる人が多いことから(☜この時点で意味不明)。
この時期は雨が多く、農作物がタコの吸盤のように大地にはりつき、しっかり根付くようにという願いと、これから夏に向けて体力・精力をつけるという意味が込められている…んだそうですが、何言ってんだお前って感じです。
でも折角なのでぐぐっと吸い付きそうな吸盤デカ目のタコ映画をひとつふたつ。
★本日のTV放送【27:15~テレビ東京/サタ☆シネ】