『もしかしてお主、ワシらの仲良しっぷりにヤキモチを焼いておる?』
『え!?…やき…そんな事…ないわよ』
齢三桁ロリBBA v.s. 年齢詐称JK。佐々木ハーレムは年齢不問。
「佐々木とピーちゃん/第5話・魔法中年と三つ目の世界|第6話・面談と接待」(2024年2月2日|9日/湊未來監督)
異世界のゴタゴタ(隣国との戦争危機と跡目相続に関わるプチ謀反)に決着がついて現実社会に戻って来た佐々木とピーちゃん。
向こうでは「目端の利く商人」でしたが、こちらでは内閣府超常現象対策局局員。
お仕事は非正規(国の管理下にいないフリーの)異能力者の勧誘。
パートナー(上司とも言う)は厚化粧で年齢誤魔化している現役JK、星崎さん。
今回のターゲットは男子高校生(いじめられっ子)。観察する限り、異能力者には見えませんが…。
この子に星崎さんがJKコスプレ(いやこっちが正しい姿なのですが)で接触。
そこにやって来た不良らが星崎さんに絡んだ途端、それまで大人しかった(暴力に耐えていた)少年が能力解放(パイロキネシス系)。
少年が作った巨大な火球は上空を飛ぶ飛行機(入間基地の貨物機)を直撃。
良かったなあ、民間機じゃなくて(自衛隊機なら隠蔽簡単)。
四散した機体がジャコビニ流星群のように降って来たので、佐々木咄嗟に防壁魔法展開。
異能力者の能力の発現はひとりにつき1種類(佐々木の場合、氷柱が作れるだけ)のはず。
『佐々木、まさかあなた“魔法少女”だったりしないわよね?』
『はい? 星崎さん、酸欠で頭が朦朧としていたりしませんか?』
魔法少女とは世界に7人いる世にも不思議な力を持った少女たち。
その力の発動は「異能力」とは異なる理(「とある」における科学サイトと魔術サイトみたいなものでしょうか)。
7人の内ひとりが日本人で、異能力者を狩っているという。
そこに「呼んだ?」とばかりに魔法少女登場。名刺代わりのビームは佐々木の防壁に阻まれて届かず。
魔法少女(この個体限定)の目的は「異能力者皆殺し」。
こんな街中で魔法少女と一戦交えるのはちと具合が悪い。何とかこの場を離脱しなければ、と思った所で、
『なんとまぁ、魔法少女が出てくるとはのう』
現れたのは佐々木の超常現象対策局初仕事(初陣とも言う)で命のやり取りをした反政府系異能力者グループの指揮官、見た目は幼女だが実年齢は3桁を超えているというロリBBA、二人静。
『事情があるのじゃろう。ワシが助けてやってもええよ』
異能力者×魔法少女×魔法中年。何このカオス。
色々あって現場撤収に成功した佐々木ら(星崎さんは早々に二人静のドレインタッチで眠らされていたので、細かい状況は分からず)。
二人静から佐々木へのお願いは超常現象対策局への転職(のための仲介依頼)。長寿故の資産で対価は支払うと言う。
ピーちゃんと相談の結果、異世界の貴金属をこちらの世界で売り捌く(日本円に替える…一種のマネロン?)ためのルートを提供してもらうと言う条件で協力受諾。
セッティングした阿久津課長とのWeb面接の結果は「正規は無理だが嘱託ならOK」。お世話係は佐々木(業務命令。職務権限拡大のため2度目の昇進!)。
採用(昇進)祝いは居酒屋で。
『お天道様の高いうちから税金で飲む酒は最高じゃのう』
激しく同意。リーマンの場合は税金ではなく「会社の金」ですが。
そこに乱入星崎さん。
『この状況はどういうことなのかしら!?』
『課長命令ですので』
『馬鹿正直に部下と二人で飲んでいるとは、いくら課長だって思わないわよ』
『え!? あれって冗談だったんですか?』
待て待て待て、話が繋がっていないぞ。いつそんな課長命令がくだされた?
実は原作(web版)では課長さん、面接の最後にこんな事言っています。
『今後の予定は追って連絡を入れる。本日は部下と親睦を深めるといい。それとこれは後ほど送る職務権限表にも記載があるのだが、接待費は百万まで経費で落ちる。うちの場合は設備投資として扱われるからな。領収書はちゃんと持ち帰るように』
なぁるほど…ってここカットしちゃ駄目だろ!?
因みにこの面接に星崎さんは同席していないので『え!? あれって冗談だったんですか?』というセリフとも繋がっておりません。
仕事しすぎてお疲れですか赤尾でこさん。
星崎さんは結構ヤバイ事になっていた状況を(自分が眠っている間に)巧い事処理してくれた佐々木にお礼が言いたかったようで、お手製の卵焼き持参。
昨今、絶滅危惧種と見做されがちな「ツンデレ」の生息が確認できたことを喜びたいと思います。
あとは「ヤンデレJC」の出番を待つばかり。
おまけ
二人静お手製の(一体何年漬けこんだのか想像もしたくない)絶品梅干しの酸味に耐え平静を装う星崎さん。色っぽ可愛い。
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