【大人のひとり遊びは】この素晴らしい世界に祝福を！３＃9【変態令嬢の嗜みです】

『開けるな！今、人に見せられない格好をしている！ちょーっと激しい遊びをしていたら、感極まって叫んでしまった！』

『は？こんな夜分に遊びなどと…』

『大人のひとり遊びの事だ、言わせるな恥ずかしい！』

大人のひとり遊びは変態令嬢の嗜みです。

「この素晴らしい世界に祝福を！３／第９話・この家出娘に説教を！」（2024年6月5日TOKYO MX放送／金崎貴臣演出）

念願のクーロンズヒュドラをアクセルの冒険者総出で討伐した後、置手紙ひとつ残して姿を消したダクネス。

屋敷に行っても執事取り合ってくれず、警備も厳重で理由も聴けず。前衛職の後任募集はめぐみんの全力妨害で先に進まず。

そんな折、ダストのパーティメンバー、リーンから得た情報…ダクネスと悪徳領主アルダーブの結婚話が進んでいるという。

結婚!? しかも相手がよりによってあのアルダーブ!?

事情は…屋敷に忍び込んでダクネスから直接聞く。

その前にアクアから浴びる程の支援魔法を。

『パワード、スピードゲイン、レジストマジック、ヴァーサタイル・エンターテイナー！』

『最後のは何だ？』

『芸達者になる魔法よ❤』

ひとしきりアクアの顔をうにゃうにゃしていざ侵入。

まずはダクネスの部屋を特定しないと。今通り過ぎたノリスとか言う警備員、あいつの声で厨房に夜食のオーダーを入れて後をつければ、ダクネスの居場所が分かるのだが…

『私の名前はノリスです（はぁ!!!!!!!!）』

試しに口にしたらウリふたつ。これが芸達者魔法か!? 滅茶使えるじゃないか。ごめんよアクア。計画通りメイドがダクネスの部屋に夜食を届けて場所特定。

ノリスの声でダクネスの恥ずかしい秘密をばらしてドアを開けさせると、そのまま一気に押し入り押し倒してベッドで馬乗り（タイトル画像参照）。

何故かダクネス、カズマにのしかかられ口を塞がれてうっとりぐったり。

『おい！諦めたように目を閉じるなよ。やめろよ、やめろって！…いいか、今から手を放すから大声だすなよ』

素直に頷くダクネスでしたが、いざ手を放した途端、

『曲者～！』

警備が飛んできてドアをぶち破ろうとしますが、そこは「大人の（魔道具を使った）ひとり遊び」って事で撃退。

いやあ、今回は「Hand Gag Mania」にとっては至福のカット乱れ打ちでした。眼福です。

『これでは明日からうちの者に変態令嬢呼ばわ…んんん！』

『お前、今、それも悪くないと思っただろ』

『…思ってにゃい』

落ち着いた（？）所で事情聴取。結婚の理由はダスティヌス家の「借金」。

『借金のカタに貴族の娘が嫁に行く、ただ、それだけの事だ』

金額以上に気になるのは借金の理由ですが、それは多分次回、見通す悪魔が解説してくれます。

『私の趣味や嗜好は知っているだろ？飲まず食わずでこの身体を貪られてしまいそうだ。ドキドキするな』

（馬鹿野郎。なら、なんでそんなさみしそうな顔してんだ…）

その手をカズマに重ねたダクネス。

『このまま、あの領主にむさむざ奪われるくらいなら…なぁカズマ…、いっそこのまま…』

原作の台詞は『いっそここで二人で、大人になってみるか…？』

上っちゃうのか大人の階段⁉　しかし、その段差はチェリーには大きすぎました。緊張に耐え切れなかったカズマは、誘導されるまま手を置かれたダクネスの腹部をまさぐり…

『お前…本当に腹筋割れてんのな』

このヘタレなチェリーに祝福を！

乙女の純情踏みにじる暴言にララティーナ激昂。解放戦力100%。

『覚悟を決めた女を…ぶっ殺してやる！』

そらまあ、怒るよね。猛り荒ぶるララティーナ。その騒然とした勢いに今度こそ警備が殺到。しかし…

『開けちゃらめぇ！ララティーナ今全裸なの！見ちゃらめぇ!!』

『私の声で「らめぇ！」とか言うなぁ！』

決意も色気も彼岸の彼方。マジ殺やられます。ここは一旦退却が吉。

『今なら全力パンチ10発で許してやる！』

ダクネスの全力パンチ…１発でも喰らったら常人なら首がもげて飛んでいくと思います。

逃げ込んだ先は、ダクネス父の寝室。カズマを一目見るなり状況を察した父は、

『なるほど。娘は良い仲間に恵まれたようだ』

この一言でこの人の人徳が偲ばれます。しかし、その頬はこけ、見るからに重篤な病の床。にしても、王国の懐刀とまで言われた人が何故、あの悪徳領主なんかに借金を…？

『カズマくん、君はなかなか頭がいいな。やはり君に娘を預けるとしようか。すまないがあれを連れてどこかに逃げてはくれないか』

うええ、貴族の父が駆け落ち推奨？そんな事よりどこが悪いんですか？うちには回復魔法だけは優秀なアークプリーストが…。

『回復魔法で病は治せない。レザレクションで生き返らせることもできない。病は寿命だ。寿命で死んだ者には神の奇跡は起こらない。だから…そんな顔をしなくていい』