デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【フルネーム呼び捨てはご褒美】怪獣8号/最終話【今更ですが…追悼TARAKOさん】

『やめて!あんたは人間でしょ!? 日比野カフカぁ!』

先週今週で名前呼び2回、フルネーム呼び3回(内1回は2週被りなので実質4回)。


金髪ツインテ美少女に4回も呼び捨てられるとは…。

何と言うご褒美!

「怪獣8号/第12話・日比野カフカ(2024年6月29日テレビ東京放送/菊池カツヤ演出)

捕らえられた怪獣8号こと日比野カフカ。早期殺処分すべきとの意見が大勢を占める中、防衛隊長官・四ノ宮功は自ら8号と「手合わせ」。

纏っているのはかつて札幌を壊滅寸前まで追い込んだ怪獣2号をベースにした識別怪獣兵器(ナンバーズ)。

人の証を立てるため変身を封印して長官の駆動限界までかわし切ると決めたカフカですが、あっという間に切り刻まれ止む無く完全変身。

しかし、カフカの意思の制御を離れた(と言うか拒絶した)8号は、本能の赴くままに暴れ始め…。

8号の内部で自由を奪われて身動きできないカフカの前に、あの日カフカの口から体内に入った怪獣(ED表記は「謎の幼獣」。中の人は…TARAKOさん!! 1話収録の時にここも録っていたのか!?)が…。


カフカ行動不能、8号制御不能

8号百裂拳炸裂!


このままでは長官を殺してしまう。キコルの目の前で!

意識の底に沈むカフカを光の元に引き上げたのは…ミナ(幼女Ver.→成人Ver.正に天使!)。


『ずっと…待ってる』の言葉とともに。

正気を取り戻したカフカの結論は…自死。振りかぶった拳を自らの左胸に。


『俺は怪獣8号じゃない。日比野カフカだ』


渾身の「名乗り」を挙げて気を失うカフカ


一命をとりとめたカフカに下された処分は『兵器化せずに戦力とする』

殺して生体パーツとして再利用するのではなく、日比野カフカを防衛軍に再投入する事で防衛力の増強を図る。

中締めとしてはまずまずでしたが、少々水増しが多すぎましたね。頑張ればAパートに収まる内容をあれこれ付け足してBパートまで。

亜白隊長の意見聴取(カフカの殺処分を前提に「ちゃんと現場の意見も聞いた」という言い訳をするため、という体のアニオリ)とかない方が良かったと思います。

ここで終わるわけにもいかないので、次の仕込みだけして2期制作発表と相成りました。楽しみにしております。

さて、11話でまさかの再登板となったTARAKOさん

お亡くなりになったのが3月4日なので、大分時間が経ってしまいましたが、やはりお悔やみの一言くらいは。

まる子以外で印象に残っているのは機動警察パトレイバー進士多美子さんですね。

第二小隊二号機バックアップ(指揮担当)として日々是暴走な太田巡査に手を焼いている進士幹泰(しんしみきやす)の奥さん。

初登場はTV版第2話「香貫花が来た」(1989年10月18日放送/伊藤和典脚本、元永慶太郎演出)。

レイバーを使っての模擬戦で進士を瞬殺(いきなりペイント弾)した太田に、見学に来ていた多美子さんが罵詈雑言を浴びせるというシチュでした。


ホント今更ですが、謹んで哀悼を。

 

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