まさか、テレビ版の主題歌をそのまま使うとは!
「仮面ライダー THE FIRST」(2005年/長石多可男監督)
バイクのエンジン音に続く「あの」イントロ。
畳み掛けるように出る「本郷猛 黄川田将也」「一文字隼人 高野八誠」のテロップ。
♪迫る~ショッカー、地獄の軍団~
爆発の炎をバックにサイクロンと共に現れる1号ライダー。
メインタイトル「仮面ライダー THE FIRST」
完璧です。満点です。ここまでは。・・・そう、ここまでは。
原作とテレビ版双方にオマージュを奉げているバランス感覚は素晴らしいです。
- 変身ではなく文字通り仮面を装着(怪人も同様)。
- ちゃんと「イ!」と掛け声を発する戦闘員(やられると泡になる)。
- 緑川教授の娘に殺人犯と疑われるテレビ版を踏襲した設定。
- 立花モーターズと立花藤兵衛(演じるはV3宮内洋)の登場。
- そしてなんと言っても死神博士(天本英世)のデジタル出演!
- 変身ポーズをアレンジしたファイティング・ポーズ(秀逸)。
でもね・・・脚本(と演出)に無理ありすぎ・・・。
ショッカーの組織も目的も不明(存在自体に無理がある)。
戦うたびに仮面被るけど、どこに隠し持ってるんだ。
緑川あすか(小嶺麗奈)の存在が正直鬱陶しい(1号と2号の区別くらいつくだろ!)。
ウエンツと小林涼子の登場シーンは丸々いらない(ホント無駄&邪魔)。
2号のバイクはいつ誰が作ったんだ?
アクション100点、ドラマ2点。続編に期待しましょう。