デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

英語か、日本語か。 スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ/本人吹き替え版

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6月16日のブログで「日本訛りの英語も正直どうよ?」と書きましたが、今回、役者本人による日本語吹き替え(タランティーノのみ三池がアテレコ)を観てちょっと考えが変わりました。

「スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ/本人吹替版」(2007年/三池崇史監督)

これは断然、英語版で観るべきです!

確かに日本語は分かりやすいし情報量も多いですが、情感が伝わって来たは圧倒的に英語版でした。

全編英語だから、時折入る日本語(「え?」「あ、そう」「ババア!」)も生きてきます。

スターかくし芸大会みたいだ、という人もいますが、こんなに豪華絢爛なかくし芸なら喜んで金払いますよ、あたしゃ。

ダダ滑りのギャグも、最早ほとんど気になりません(笑)。

あと、一瞬しか映ってませんが、平宗盛役の田中要次さん、豪快に落馬してますね。綺麗に逆時計回りの弧を描いて後頭部から。普通、死んでると思うのですが。

DVD特典の監督コメンタリーでは木村佳乃が血糊と泥と安藤政信のよだれに耐え切れずに笑いながら吐いていた」という心温まる裏話も。

やはり、撮影時のテンションが半端じゃなかったんでしょうねえ。それが英語台詞の「存在感」になっているのでしょう(何故か日に日に評価上昇)。