デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

何故ローソンの店員が虫取り網を? 燃える昆虫軍団

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会社近くのローソンに行きましたら、雑誌売り場にただならぬ緊張感が。

店員が二人、虫取り網を円月殺法のように斜め下に構えて、マガジンラックの下を睨みつけておりました。

恐らく、雑誌什器の下に「何か」がいるのでしょう。殺虫剤では倒せない何かが。

「何か」を扱った映画はたぁくさんありますが、強く印象に残っているものと言えば、

燃える昆虫軍団」(1975年/ジュノー・シュウォーク監督)

羽をこすり合わせて発火する人騒がせ昆虫が大量発生、大規模パニック・ムービーかと思いきや、後半はキ●ガイ博士の一人芝居というナイスな構成。

燃える昆虫とゴキブリを掛け合わせてハイブリットを作ったら、高飛車にもモジモジくんでコミュニケーション、というなんじゃそりゃな展開が素敵です。

監督は「ジョーズ2」とか「スーパーガール」とか撮ってるくせに、「ある日どこかで」みたいな味のあるラブロマンスも撮っちゃう変な人。

昔はヤノット・シュワルツって表記だったのですが、いつの間にかジュノー・シュウォークになってました。カブリック→クーブリック→キューブリックみたいなものでしょうか。