インディ・ジョーンズ還暦越えてまさかの大復活。インディで思い出す映画といえば、やはり、
「痴漢保健室」(1984年/滝田洋二郎監督)
ですよねえ(え、違う?)。
シリーズ2作目「魔宮の伝説」の冒頭、上海のクラブ・オビ・ワンで、ダイヤとロックアイスが床に散らばって「どれがダイヤだ!?」というドタバタシーンがありました。
あの「ロックアイス」を「検便容器」に置き換えて完コピした大馬鹿映画がこれなんです。
いまや「陰陽師」始め一般映画監督になってしまった滝田監督の「やったもん勝ち」ポルノの1本。
考古学者の父が残したダイヤを保健室で痴漢されながら探す女子高生という無理矢理にも程がある展開が素敵です。
滝田さん、84年だけで8本映画撮ってるんですね。70年代の深作、90年代の三池ですら1年でこれだけの数はこなしてません。
しかも内容好き放題。痴漢しながら張作霖爆死事件の謎を追う「下着検札」とか制御不能の暴走ぶり。
これも「作家性」という奴なのでしょうか。