ciatr(シアター)というサイトが「1980年代洋画のベストランキング」を発表しました(8/12付け。定期的に必ずどこかがやりますね、この企画)。
発表されたのは20作品。BEST10は上から「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「シャイニング」「ターミネーター」「スタンド・バイ・ミー」「E.T.」「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」「トップガン」「ダイ・ハード」「ブレードランナー」「ニュー・シネマ・パラダイス」
※全部知りたい人はこちら→https://ciatr.jp/topics/318912
予定調和で「いかにも」なランキングですが、集計に軽い落とし穴がありました。
これ、まずciatr編集部がノミネート20作品を選んで、その順位を投票してもらってるんですね。
なので、『んなもん「コマンドー」に決まってるべよ!』とか思っても、編集部厳選20作品に入っていないので投票する事ができません。
まあタイトルはあくまで「ciatr版オールタイムベスト」なので編集部の恣意的なバイアスが掛かっていても文句は言えないのですが、編集部の好みが世間の評価に置き換えられている(誘導尋問に乗せられている)ようでそこはかとない違和感がぬぐえません。
折角目の前に転がっている他人の褌、いっちょ噛みしてネタにさせてもらいましょう。
曼荼羅畑的1980年代ベストムービーランキング
(同じ事、前にもやったような気がいたしますが、まあいいじゃないですか)
20本選ぶと画面がうるさくなるので10本だけ。
- 「天国の門」(1980年/マイケル・チミノ監督)
- 「悪魔のいけにえ2」(1986年/トビー・フーパー監督)
- 「プレデター」(1987年/ジョン・マクティアナン監督)
- 「遊星からの物体X」(1982年/ジョン・カーペンター監督)
- 「ランボー」(1982年/テッド・コッチェフ監督)
- 「死霊のえじき」(1985年/ジョージ・A・ロメロ監督)
- 「マッドマックス2」(1981年/ジョージ・ミラー監督)
- 「ヘルレイザー」(1987年/クライヴ・バーカー監督)
- 「ビデオドローム」(1982年/デヴィッド・クローネンバーグ監督)
- 「ニューヨーク1997」(1981年/ジョン・カーペンター監督)
- 涙を飲んで落としたのが…「コマンドー」「エイリアン2」「スカーフェイス」「ロボコップ」そして「ブルース・ブラザース」
以前選んだ時と微妙に作品が入れ替わっておりますが、こういうのはその時の気分なので。
「エクスタミネーター」とか「ヒドゥン」「死霊のしたたり」「ゼイリブ」「パラダイム」とかも捨てがたいなあ(まあ、カーペンターが好きって事ですね)
結局20本選んじゃいました。充実しているなぁ、80年代。
★作品レビュー(適当にチョイス)はこちらから。
ciatrがこのランキングを発表した同じ日に発売された「レコード・コレクターズ」9月号の特集は「80年代ハード&ヘヴィ・アルバム・ランキング100」でした。
流行っているのか、80年代(それともここを掘り返すくらいしかネタがないのか)。
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★本日8月24日は三池崇史監督(1960~)の誕生日(おめでとうございます!)
相変わらず「立ち止まったら死ぬのかよ!」な勢いで世に作品を贈り続けておりますが、やっぱり初期のアナーキーな作品群が好きですね。